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感想・レビュー・書評
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人間が魔族を恐れながら暮らす世界で、魔王に生贄として差し出された少女、サリフィと、魔族の王の恋物語。サリフィはまだ14、5歳のあどけない子。でも彼女が生贄になったことを、家族は悲しんでおらず、むしろ自分たちの安全のために喜んで差し出され…。
ちょっとお読みになると解りますが、少女漫画版の『美女と野獣』です。理性的で明晰な『おーさま』は、姿は恐ろしいけれど、人間を害さず魔族を治めたい、名君であることが解ります。親しいひとに裏切られたサリフィと、難しい治世を実現させたいおーさま。互いに痛みを抱えたふたりの、ピュアロマンスといったところですね。
ともかく画力のある方で、魔族の登場人物ばかりなのですがきちんと掻き分けられているのが見事です。ラブラブした感じではなく、最初は互いの人間性(?)に惹かれていくのが自然でいいです。ふんわりとした描写で、魔族の中にもサリをいたわってくれる子達もいて…。王道の展開なので、レビューより予備知識なしで読み始めて頂きたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全15巻。
3巻まで読了。
キュクとロプス。
マリ○のワンワ○みたいな枷と思っていたら、一つ目族でした。2人とも可愛い&癒し。
爬虫類一族の王女、アミト姫。
この子の恋愛脳は楽しかったです。たまに顔が恐くなっちゃうのも面白い。アミト姫の恋が実りますように。
本編あってこそですが、巻末の容姿逆転『ケモ姫と普通の王』が、ゆるくて可愛くて面白かったです。
人間バージョンのキュクとロプスも可愛い◎。 -
「無為に血を流す愚か者どもは誰かがコントロールせねばならぬ」と王の矜持を語る半人半魔の王。
その王の贄となるべく王の元に来たサリフィは、その死を恐れない「ここから逃げても帰る場所も待つ家族もいない」だから食べられておしまいと言います。
その後、サリは王にレオンハートと名を与え、その王の妃となる。
妃となるが故の権謀術数に巻き揉まれ、そこで知る魔族の中にいる人間の立場、真の王の姿が語る王の真意。
サリが魔族の瘴気に倒れる、そこで知る王の想い。
人間を妃に迎えたが故に、隣国からの訪れる妃候補たち、サリはレオンへの想いを意識する。
#漫画倶楽部
#漫画好きなので
#漫画
#贄姫と獣の王 -
魔族の王に生贄として献上された孤児の話。
ファンタジーかぁ、設定や固有名詞覚えたりするのが面倒だなぁと思いつつ読み始めたけど、そんなに引っかからずに読めました。
人の姿になってしまう王の出生についてとか、気になってきてしまいました。
続きも読んでみようかしら。