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- / ISBN・EAN: 4548967319354
感想・レビュー・書評
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雨の日だけに発生する猟奇殺人事件。死体を見せることにこだわる犯人・カエル男(?)は、自らをアーティストと呼び、犯行現場には必ず謎のメモを残す。
連続する事件の関連性に気付いた刑事・沢村(小栗旬)と部下の西野(野村周平)が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。
カエル男の罠にはまり、逆に追い詰められていく沢村。
謎の“私刑"執行アーティスト・カエル男は一体誰なのか?その本当の目的とは?
そして、沢村が絶望の密室(ミュージアム)で見たものとは!?
あなたは最悪のラストを期待する。
飼い犬を捨てた飼い主には大型犬に生きたまま喰われる「ドッグフードの刑」ネットゲームに夢中になって親のすねをかじり倒す引きこもりには彼が出生した時の体重分の肉を削り落とし殺す「母の痛みを知りましょうの刑」結婚しているのに浮気をしたゲスの極み男には彼の身体を真っ二つにして妻と愛人に送る「均等の愛の刑」など殺人現場を作品として残忍にアーチスティックに演出された殺人現場の残酷さ、沢村刑事がカエル男の殺人の被害者の繋がりを追う中で明らかになる「幼女樹脂詰め殺人事件」の裁判員という共通点と「カエル男」の正体を探る光過敏症という特徴を手掛かりに「カエル男」の真の狙いを追う息詰まるサスペンスミステリー、「カエル男」に愛する家族を狙われだんだん追いつめられ撹乱していく中で家族を仕事にかまけて顧みなかった己の罪を痛感する沢村刑事の地獄巡りのような葛藤、ラストの「カエル男」が沢村刑事に仕掛ける「お仕事見学の刑」の沢村刑事が家族への愛が試される二段階の壮絶なクライマックスのデヴィット・フィンチャー監督の「セブン」の最悪なラストに匹敵する衝撃度、身体を張ってカーチェイスや格闘シーンに挑むと共に「カエル男」に追いつめられ撹乱していく葛藤を生々しく演じた小栗旬の熱演とこれまでの爽やかなイメージを覆す「カエル男」の不気味で残忍さを演じた妻夫木聡の怪演、「セブン」に匹敵する衝撃と戦慄を約束する傑作サイコサスペンススリラー映画です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気分の悪くなるようなシーン満載.
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グロいと噂だったので見てみたけど、大したことない上に画面が暗いし何言ってるか聞こえづらいシーンも多く、邦画って感じ。ストーリーはそこそこ良かったけど、この内容で2時間は長い。
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頑張れブッキー…
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★3.5
さすがるろうに剣心の大友啓史監督。流れがよくて面白く観れた。
ただ、殺人を「作品」と考えている犯人にしては後半の殺人は雑だし、あんなに主人公の沢村にこだわる理由もイマイチなぁ…という感じはあった。
全体的に「セブン」と「ソウ」と「タイタス」を思い出させる。
どれも残酷な作品なのでこの作品のラストももっとなにかあるのかと思っていたが、そうでもなかった。 -
日本映画の刑事ドラマにしては驚くほどテンポよく、見ていてストレスがない。
クライマックスは少しの間に二転三転するのでおもしろい。
一貫して胸くそ悪いシナリオなのに見れる映画になっているのは、役者がきれいどころばかり(男女問わず)だからではないか。
さいごスッキリ終わらないのも、日本映画的でなく、とてもよい。