ミュージアム [DVD]

監督 : 大友啓史 
出演 : 小栗旬  尾野真千子  野村周平  丸山智己  田畑智子  市川実日子  伊武雅刀  大森南朋  松重豊  妻夫木聡 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.17
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  • (5)
本棚登録 : 279
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967319354

感想・レビュー・書評

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  • 雨の日だけに発生する猟奇殺人事件。死体を見せることにこだわる犯人・カエル男(?)は、自らをアーティストと呼び、犯行現場には必ず謎のメモを残す。
    連続する事件の関連性に気付いた刑事・沢村(小栗旬)と部下の西野(野村周平)が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。
    カエル男の罠にはまり、逆に追い詰められていく沢村。
    謎の“私刑"執行アーティスト・カエル男は一体誰なのか?その本当の目的とは? 
    そして、沢村が絶望の密室(ミュージアム)で見たものとは!?
    あなたは最悪のラストを期待する。
    飼い犬を捨てた飼い主には大型犬に生きたまま喰われる「ドッグフードの刑」ネットゲームに夢中になって親のすねをかじり倒す引きこもりには彼が出生した時の体重分の肉を削り落とし殺す「母の痛みを知りましょうの刑」結婚しているのに浮気をしたゲスの極み男には彼の身体を真っ二つにして妻と愛人に送る「均等の愛の刑」など殺人現場を作品として残忍にアーチスティックに演出された殺人現場の残酷さ、沢村刑事がカエル男の殺人の被害者の繋がりを追う中で明らかになる「幼女樹脂詰め殺人事件」の裁判員という共通点と「カエル男」の正体を探る光過敏症という特徴を手掛かりに「カエル男」の真の狙いを追う息詰まるサスペンスミステリー、「カエル男」に愛する家族を狙われだんだん追いつめられ撹乱していく中で家族を仕事にかまけて顧みなかった己の罪を痛感する沢村刑事の地獄巡りのような葛藤、ラストの「カエル男」が沢村刑事に仕掛ける「お仕事見学の刑」の沢村刑事が家族への愛が試される二段階の壮絶なクライマックスのデヴィット・フィンチャー監督の「セブン」の最悪なラストに匹敵する衝撃度、身体を張ってカーチェイスや格闘シーンに挑むと共に「カエル男」に追いつめられ撹乱していく葛藤を生々しく演じた小栗旬の熱演とこれまでの爽やかなイメージを覆す「カエル男」の不気味で残忍さを演じた妻夫木聡の怪演、「セブン」に匹敵する衝撃と戦慄を約束する傑作サイコサスペンススリラー映画です。

  • WOWOWで。カエル男。え?妻夫木聡なの?誰かわからなかったー。見たのは途中からだったけど尾野真千子さんの母親役、良かったな。

  • 2016年 日本 132分
    監督:大沢啓史
    原作:巴 亮介『ミュージアム』
    出演:小栗旬/尾野真千子/野村周平/丸山智己/田畑智子/市川実日子/大森南朋/松重豊/妻夫木聡
    https://wwws.warnerbros.co.jp/museum/

    縛られた状態で犬に食い殺された女性の惨殺死体がみつかり、刑事の沢村(小栗旬)は現場へむかう。犯人は現場に「犬の餌になる刑」と書いた紙片を残していた。続いて引き籠りの青年が「母の痛みを知る刑」として誕生時の体重分の肉を切り取り殺害される。二人の被害者の共通点は、3年前の「幼女樹脂詰め殺人事件」の裁判で裁判員をつとめたことであることが判明、警察は当時の裁判官と裁判員の保護にむかうが、実は沢村の妻・遥(尾野真千子)もこの事件で裁判員をつとめており、現在沢村に愛想をつかして息子を連れて出て行ったきり連絡が取れなくなっていた。沢村は妻子を守るべく奔走するが…。

    原作は未読。裁判の関係者が次々惨殺され、犯人の目的がわからないまま刑事たちが捜査をすすめる前半は、つっこみどころも多々ありつつなかなかスリリングだった。沢村の妻子が犯人のカエル男に拉致され、街中に現れたカエル男を追跡中に後輩刑事の西野(野村周平)もカエル男に屋上から突き落とされてしまう。まあ妻子拉致ったときの車、突然トラックに乗り換えてきたり、ご都合主義な上にすぐ足がつきそうなのに警察は放置だったり、仮にも刑事の西野が人が大勢いる街中で犯人追跡したあげく逆に捕まるとかもなんでやねんって感じだったけど、妻の親友(田畑智子)の彼氏になりすました犯人が警察をだますところなどは面白かった。

    ただ後半、沢村が一人で暴走を始め、なんとか犯人をつきとめるも、自分も拉致られて閉じ込められてからの展開はやや冗漫。回想シーンとか無駄に長いし、小栗旬はずっと叫んでいて、妻夫木聡はそれを見て哄笑、拉致られた妻子はもちろん泣きわめくしで、全員がわあわあ言ってて疲れる…。このあたりから急に薄っぺらくなってしまった感じ。

    あ、妻夫木聡、しれっと名前書いちゃったけど、カエル男の中の人は彼でした。たぶん宣伝とかでもずっと伏せてましたよね。知らずに見たら結構びっくりできると思うけど、さすがの妻夫木聡もこういうベタに狂った犯人役はそこまで演じ甲斐なかったのか、まあこんな感じでしょうねって程度の演技でした。

    犯人は幼少時に両親を猟奇的な殺人犯に殺されており、以降心を病んでしまった…みたいな設定らしい。双子?の妹が市川実日子で、彼女は医者になっている。妻夫木聡は日光アレルギーで、雨の日に犯行を重ねていたのはそのため。とはいえ、刑事の沢村とも互角に戦える腕力の持ち主で、なぜか筋肉ムキムキ、いったいいつどこで鍛えてたんだろう。そして犯行の数々も結構お金も手間もかかるけど、その資金はどこから?仕事してるの?とか疑問がいっぱい。

    動機としては「幼女樹脂詰め殺人事件」の犯人も実はこいつだったのに、警察が無能で別人を逮捕、裁判でその別人が死刑判決を受け、その後警察病院で自殺したことで「俺様の芸術作品なのに!別人と間違えやがって!」という謎のアーティスト気質、プライドからの裁判関係者連続殺人だったというオチ。いやだったら冤罪なんだから、裁判員よりむしろ警察に復讐すべきじゃない? 裁判員に冤罪見抜けるわけないんだし。

    まあエンタメ作品として退屈することはなかったのですが、いろんな先行類似作品に比べて突出した魅力は感じられず、猟奇性で目を引くのみで、犯人の造形などはけして目新しくはなかったと思う。まあこのへんは原作ありきかもしれないので、そこまで酷評はしないけども。

  • 原作の漫画が好きだったので映像化楽しみにしてました。
    とにかくキャスティングが素晴らしいなと。
    設定に突っ込みどころはあるもののそれすら凌駕してしまう演技力でストーリーを楽しませてもらいました♪
    最後の方は和製SAWみたいになってたけどね。
    期待以上だったので★5でもいいくらいなんだけどラストの子供のポリポリはちょっと・・・と思ったので★4で。
    感染するものだったら「え?」ってなって怖いけど、同じ症状が出たかも=サイコって事にはならないから微妙かなと。
    でもトータルとっても面白かったです!

  • 気分の悪くなるようなシーン満載.

  • グロいと噂だったので見てみたけど、大したことない上に画面が暗いし何言ってるか聞こえづらいシーンも多く、邦画って感じ。ストーリーはそこそこ良かったけど、この内容で2時間は長い。

  • 原作よりグロさ抑えめ
    犯人が妻夫木聡だということに終盤まで気づかなかった
    ラストのオチはちょっとわかりにくかったけど
    彼もまたアレルギー性の病気になってしまったのかな?
    思っていたより怖くなかったのが残念

  • 頑張れブッキー…

  • ★3.5

    さすがるろうに剣心の大友啓史監督。流れがよくて面白く観れた。

    ただ、殺人を「作品」と考えている犯人にしては後半の殺人は雑だし、あんなに主人公の沢村にこだわる理由もイマイチなぁ…という感じはあった。

    全体的に「セブン」と「ソウ」と「タイタス」を思い出させる。
    どれも残酷な作品なのでこの作品のラストももっとなにかあるのかと思っていたが、そうでもなかった。

  • 日本映画の刑事ドラマにしては驚くほどテンポよく、見ていてストレスがない。
    クライマックスは少しの間に二転三転するのでおもしろい。
    一貫して胸くそ悪いシナリオなのに見れる映画になっているのは、役者がきれいどころばかり(男女問わず)だからではないか。
    さいごスッキリ終わらないのも、日本映画的でなく、とてもよい。

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