黒蜥蜴 [Kindle]

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  • 2016年11月29日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい作品。推理小説でありながら、ドラマティック!映画を観ているかのよう。映像が浮かんできました。

  • 読了。
    言葉使いが心地よい。表現が心地よい。
    読者の皆さんは、既におわかりだろうが…という作者目線の言葉が時折出てくる。明智小五郎と女賊の世界にいるはずなのに、ああ、本を読んでいるんだったと呼び戻される。

  • 綺麗な宝石や綺麗な人間に目がなく、その美しい美貌を武器になんでも手に入れる女、黒蜥蜴。

    宝石以外一糸まとわぬ姿で踊ったり、かと思うと、花も恥じらう乙女や高貴な身分の優雅なマダムになったりする。男言葉と女言葉を使い分け、一人称は「僕」。こんなに魅力的な人物が他に居るでしょうか。

    名探偵明智小五郎と対峙するうちに知らず知らず愛してしまい、服毒して果てる際には明智の腕に抱かれ口づけをねだる。そして「こんなに幸せな死にかたをするとは思わなかった」と微笑みながら果てる。

    映画や舞台、ドラマで何度もこの黒蜥蜴がリメイクされる訳が分かる気がします。

  • 三島由紀夫の戯曲の方も読もう。

著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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