シフトII　－世界はクリアを待っている－ (電撃文庫) [Kindle]

著者 : うえお久光

• KADOKAWA (2012年9月20日発売)

感想・レビュー・書評

[zhizeさんの感想 · 2020年6月30日]

想定以上に重たい一冊。
「シフト」した世界と、現実世界は別の世界なのだけど、その境界が侵食し始めるという話。

で、バランスとしては現実世界での話のウェイ卜がどっちかというと重め。

もともとシリアスな話だったけど、この巻はかなりシリアスで、本当に生きる死ぬって話になるし、その意味を問うような話になる。

前巻を読んだ時に、シフトした世界と現実世界の関係はSNSを想起させるって思ったけど、この巻を読んで、ますますその印象は強まった。結局、全ては現実の拡張した先にしかないということか。