- Amazon.co.jp ・電子書籍 (171ページ)
感想・レビュー・書評
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グーグルはモバイルからAIファーストへ方針を転換している。イノベーションを起こし、既存のサービスを価値の高いものへと進歩させる。
AIに注目が集まったのは、ディープラーニングが進歩したから。進歩できたのは、大量のデータが用意できるようになったこと、それを処理できる計算機が容易に手に入るようになったことが要因。これらはグーグルと親和性が高い。
グーグルの目的のひとつが、AIのコモディティー化。さまざまなものを開発し、テンソルフローなどのAPIを提供している。
AIはディープラーニングで進歩した。しかし、まだできないことがある。人間のように画像からその状況を説明することができない。また、1つのことを学習するのに膨大なデータを必要とする。
これから必要とされる人材は、AIとビジネスの橋渡し役。AI技術は、ライブラリやAPIが整備されハードルが下がってきた。それをビジネスに生かすことを考え、マネジメントできる人材が求められている。これは、ディープラーニングの技術者やエンジニアがビジネスの視点を持つのが良い。
AIは今や一般化されつつある。次々にビジネスに活用されAIは特別ではなくなる。次に特別な価値を持つのはデータ。ディープラーニングに早く取り組み、早くそのデータをため始めることが大事になる。それがディープラーニングの精度を高めることになり、企業の競争力を高める。
感想
自分は転職のためにAIを勉強している。本書を読み気づいたことは、大事なのはビジネスへ活用できる技術者になること。AIにより多くの仕事は人から代替えされる。しかし、いつの時代もビジネスへつなげられる人材が求められるのだなぁと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ディープラーニングの知識ゼロでしたが、その理解に役立ちました。
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グーグルのサービスを基にした、簡単なディープラーニングの概要紹介と、ディープラーニング(DL)・AIの実例紹介です。
DLの概要は知っていたので、それよりも応用事例の内容が興味深かったです。
まあ実際に使えるようにするための具体的なノウハウ部分は当然書かれていませんが、それでも使用する画像の枚数とか、どのような苦労があったかという話は参考になりました。
読んでいると、自分の仕事にどのようにDL/AIを活用するかのイメージが自然とわいて来るのが、特に楽しかったです。