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感想・レビュー・書評
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七五三兵衛かっっ……こいいな……!!!
あと義清もかっこいいな……!!
こう、水と油の友情て本当に好きだなぁ素敵だなぁ、と……ひしひしと。
僕自身が大阪人であることもあって、かつ、個人的に一人称『オレ』の女子はあまり好きでないこともあって、景には愛着湧くまでかなりかかったし、××××に来たときには結構まじで面白ゃない女やな、と感じたものだけれども……でも最終的にはそういう人間臭いところ込みで好きになった。 -
始めの方は説明ばかりで読みづらかった。
だが、景の暴れ具合がとても爽快で、好き放題やってるのについ許したくなる。その分、兄弟に同情…。
などなど、登場人物に感情移入できた。
織田家側からばかり見がちな歴史が、視点を変えればこんなに面白いストーリーがあったのかも!!と思わせてくれた(フィクションだけど)。 -
2014年本屋大賞受賞作品
読みたいと思いつつ、全4巻もあるのでずっと積読中でした。
今回、フォロワーさんとタイミングを合わせて読む約束をして読み始めたら、これが面白い
さすが本屋大賞!!
続けて第2巻に行きます(*^o^*) -
読みやすいのだけれど、夢中になれず、何度も途中で違う本に行ってしまい、4巻まで終わるのに半年もかかってしまった。評判が良かったのだが、自分には合わなかった。リアリティにかける記述が多かった。
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ストーリーもワクワクするし、全体的には面白かった。ただ、まだ序章なので話はあまり動いてない感じ。個人的には掴みどころのない村上海賊の頭領、武吉のキャラが良かった。
ただちょっと登場人物が多く名前も覚えにくいので、そこは若干読み辛い。
あと、「忍びの国」を読んだ時も思ったのだが、歴史ものの割に何故か全体的にノリが軽く感じてしまう。台詞回しのせいなのだろうか?人物自体は魅力的に描かれているのにそこはちょっと残念。 -
ストーリーは歴史物なのに想像できない、というより何も始まらないうちに1巻が終わってしまった。2巻に向けてどのような展開となっていくのかに期待。
登場人物多めで背景も複雑で、少し読みにくさがあるものの、解説多めで助かった。 -
瀬戸内海の海賊、村上海賊の話ですが、女性に焦点が当たっている点に特徴があります。瀬戸内海や大阪湾周辺に住んでいる人は、なじみの地名も多く、親しみやすいと思います。戦国時代、信長、毛利、本願寺と信長の野望好きにも面白く読めるのではと思います。マイナーな人物に着眼するのはこの著者の良さですね。
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生きることも死ぬことも、自分というものを表現するための手段でしかないのだ。
どんな生き様を描くのか。
家、国、そして信仰。自分が置かれることになった立場に、自分の存在を当てはめることができる意味を見出す。そして、そのために戦うことになるのだ。生死が隣り合い当たり前のように目の前にある世界。戦うということは、いつだって死ぬことができるということで、あっという間に終わりがやってくるということだ。だとしたら、生きるという意味は、いまとはまったく違うものになってしまうのだろう。
足元にぽっかりと空いている終わりのための穴。その淵に立って、いつだってこちらを突き落とそうとしてくる世界に取り囲まれて、そのとき、人間はどう振舞おうとするのだろうか。
自分を突き動かすための物差しが、きっと備わるんだろう。その前では、死ぬことさえも手段に成り下がるくらいの、固く強い自分だけの物差しが。
自分じゃないものが、まるでコピーするように、塗り替えようとしてくる与えられた世界。そこに安寧として凡庸としているだけでは足らないのだ。ここにしかない、自分だけが描ける世界を自分の中に作り上げることができなければ、”生きる”ことがままならないのだ。
”生きている”人間だけが、”生きる”ことを許される。
そんな存在だけが、「阿呆で面白い奴」になれるのだ。
眞鍋海賊の若き当主、怪物 眞鍋七五三兵衛
泉州触頭の息子 沼間義清
鉄砲傭兵集団、雑賀党の首領 鈴木孫一
毛利家警固衆の古強者 乃美宗勝
三島村上、来島村上家の重臣筆頭 村上吉継
因島村上家当主 村上吉充
瀬戸内”村上”海賊の王 村上武吉
その娘、悍婦にして醜女 村上景
このキャラクターたち。そして、木更津合戦。
小説でしか描くことができない。
圧倒的な世界だ。