現場で役立つ! セクハラ・パワハラと言わせない部下指導--グレーゾーンのさばき方 (日本経済新聞出版) [Kindle]
- 日経BP (2016年11月16日発売)
本棚登録 : 8人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (156ページ)
感想・レビュー・書評
-
前著の『 現場で役立つ! ハンコ・契約書・印紙のトリセツ 』も上手に概念の理解の仕方や対応策を整理していましたが、 セクハラとパワハラについて非常によく分類&整理されています。えてしてこういう分類や整理は、独自の概念に酔った自己満足に陥りがちなのですが、どう対応したらよいかという実践の観点からの逆算で編み出された概念なので、非常に説得力があります。特に、あからさまなセクハラ(対価型+意図的な環境型)&パワハラ(厚労省6類型)とグレーゾーン(前2者以外)では対処方法が異なること、"あからさま"な場合はセクハラとパワハラではさほど対処法が違わないのに対して、グレーゾーンでの両者への対応の違いなどはなるほどと思いました。いずれにしても、パワハラに対する誤解を無用に起こさないためには、FCPAなどのコンプライアンス同様に、トップダウンで業務の範囲などを明確にする努力は必要だなと痛感しました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
セクハラとパワハラ、問題にされることが少なくて、うやむやにされているケースも多いと思う。グレーゾーンといっても、結局は相手がセクハラ・パワハラと受け取るような可能性がある言動はしない、それが一番大切。日本は人権後進国だから、セクハラとパワハラが横行している。管理職にある人は読んでほしい一冊。
全2件中 1 - 2件を表示