現場で役立つ! セクハラ・パワハラと言わせない部下指導--グレーゾーンのさばき方 (日本経済新聞出版) [Kindle]

著者 :
  • 日経BP
4.00
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (156ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前著の『 現場で役立つ! ハンコ・契約書・印紙のトリセツ 』も上手に概念の理解の仕方や対応策を整理していましたが、 セクハラとパワハラについて非常によく分類&整理されています。えてしてこういう分類や整理は、独自の概念に酔った自己満足に陥りがちなのですが、どう対応したらよいかという実践の観点からの逆算で編み出された概念なので、非常に説得力があります。特に、あからさまなセクハラ(対価型+意図的な環境型)&パワハラ(厚労省6類型)とグレーゾーン(前2者以外)では対処方法が異なること、"あからさま"な場合はセクハラとパワハラではさほど対処法が違わないのに対して、グレーゾーンでの両者への対応の違いなどはなるほどと思いました。いずれにしても、パワハラに対する誤解を無用に起こさないためには、FCPAなどのコンプライアンス同様に、トップダウンで業務の範囲などを明確にする努力は必要だなと痛感しました。

  • セクハラとパワハラ、問題にされることが少なくて、うやむやにされているケースも多いと思う。グレーゾーンといっても、結局は相手がセクハラ・パワハラと受け取るような可能性がある言動はしない、それが一番大切。日本は人権後進国だから、セクハラとパワハラが横行している。管理職にある人は読んでほしい一冊。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

株式会社インプレッション・ラーニングのコンプライアンス・法務教育部門インストラクター。
1955年生まれ。中央大学法学部卒。朝日アーサーアンダーセン管理部長、カルティエなどラグジュアリーブランドのリシュモンジャパン管理本部総務部長などを経て、2005年、KPMG/あずさビジネススクール管理部長および講師。現在、法務・コンプライアンス教育の研修講師として、インプレッション・ラーニングなど研修会社を通して上場企業の研修で活躍。分かりやすい講義で好評を得ている。

「2019年 『現場で役立つ! ハラスメントを許さない現場力と組織力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木瑞穂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×