フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書) [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • Kindle unlimitedに入っていたので読んだ。マネジメントをする立場ではないが、他人の仕事のプロセス、成果物に対して問題がある点を指摘するケースが時々あり、そして伝わらないことも多いので、やり方を模索する際の参考として読んだ。
    自分の目的に対しては、タイトル通り人のマネジメントでネガティブな評価をどう伝えるかなので直接的な参考にはならなかった。

    第一章は前段としてフィードバックが必要となる時代背景や課題を整理。
    第二章はまず業務・職場のとらえ方として「ピープル軸」(業務支援、内省支援、精神支援)「経験軸」(情報通知、立て直し)を導入し、その観点でフィードバックが有効な手段であることを解説する。そのうえで、フィードバックに当たりSituation状況, behavior行動, Impact影響の情報を収集することなどをはじめとするフィードバックの論理を説明する。
    第三章は実践のための手段を解説する。第四章は人のタイプ別のフィードバック事例を解説する。第五章は全体振り返りも兼ねたセルフフィードバックを解説する。

    人のマネジメントにおいての一例としては参考になると思う。

  • 前職は評価の伝え方は超適当でしたが、現職はきっちりされている感じがあり、Managerへの教育によってかなり違うなぁと思わされている今日このごろ。
    「本来のフィードバックは、単に結果を通知するだけでなく、そこからの立て直しをも含む概念です」、「管理職の責務は組織と個人を良くすること」だよなぁ。肝に銘じます。

  • BR:フィードバック入門

    部下育成の基本理論
    ・経験軸
    部下を育成するためには、実際にリアルな現場での業務経験が最も重要である
    現在できる業務より少し高めの業務
    →ストレッチ経験、背伸び経験

    コンフォートゾーン(快適空間)
    ストレッチゾーン(挑戦空間)
    パニックゾーン(混乱空間)

    ・ピープル軸
    人が業務の中で成長するのは、職場の人たちから、様々な関わりを得られた時である
     1.業務支援
     いわゆるOJTの項目
     教えること、助言すること
    2.内省支援
     ・繰り返し促してあげる
     ・客観的な意見を言って、気づかせる
    3.精神支援
     ・励まし、褒めること
     ・感情のケアをする

    フィードバック
    事前
     情報収集
     S Situation A社のプロジェクトにおいて
     B Behavior スケジュール管理不備のため
     I IMpact 一週間も遅れてしまったようだね
    フィードバック
      1.信頼感の確保
      2.事前通知:鏡のように情報を通知する
      3.問題行動の腹落とし:対話を通して現状と目標のギャップを意識化させる
      4.振り返り支援:振り返りによる真因探求、未来の行動計画づくり
      5.期待通知:自己効力感を高めて、コミットさせる
     事後
      フォローアップ

  • 部下への指導、面談をするときの作戦、心掛けが詳しく書かれている。
    SBI(Situation Behavior Impact)の情報を集めて具体的にロジカルに伝えることが重要。

  • フィードバックについて、我慢して聞くことの重要性を感じた。
    あとは、ブラックボックスで相手に合わせて、FBの方法も多少変えなければいけないと感じた。
    結論、人と真剣に向き合うこと。

著者プロフィール

立教大学経営学部教授

「2021年 『中小企業の人材開発』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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