フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書) [Kindle]
- PHP研究所 (2017年2月17日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (206ページ)
感想・レビュー・書評
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Kindle unlimitedに入っていたので読んだ。マネジメントをする立場ではないが、他人の仕事のプロセス、成果物に対して問題がある点を指摘するケースが時々あり、そして伝わらないことも多いので、やり方を模索する際の参考として読んだ。
自分の目的に対しては、タイトル通り人のマネジメントでネガティブな評価をどう伝えるかなので直接的な参考にはならなかった。
第一章は前段としてフィードバックが必要となる時代背景や課題を整理。
第二章はまず業務・職場のとらえ方として「ピープル軸」(業務支援、内省支援、精神支援)「経験軸」(情報通知、立て直し)を導入し、その観点でフィードバックが有効な手段であることを解説する。そのうえで、フィードバックに当たりSituation状況, behavior行動, Impact影響の情報を収集することなどをはじめとするフィードバックの論理を説明する。
第三章は実践のための手段を解説する。第四章は人のタイプ別のフィードバック事例を解説する。第五章は全体振り返りも兼ねたセルフフィードバックを解説する。
人のマネジメントにおいての一例としては参考になると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前職は評価の伝え方は超適当でしたが、現職はきっちりされている感じがあり、Managerへの教育によってかなり違うなぁと思わされている今日このごろ。
「本来のフィードバックは、単に結果を通知するだけでなく、そこからの立て直しをも含む概念です」、「管理職の責務は組織と個人を良くすること」だよなぁ。肝に銘じます。 -
部下への指導、面談をするときの作戦、心掛けが詳しく書かれている。
SBI(Situation Behavior Impact)の情報を集めて具体的にロジカルに伝えることが重要。 -
フィードバックについて、我慢して聞くことの重要性を感じた。
あとは、ブラックボックスで相手に合わせて、FBの方法も多少変えなければいけないと感じた。
結論、人と真剣に向き合うこと。