- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988142262417
感想・レビュー・書評
-
評価が別れるこの作品。ディカプリオの作品は結構観てますが、好みじゃないものもまぁまぁあるので、面白くなければすぐやめればいいや、くらいの軽い気持ちで見始めました。
何より圧倒されたのはその映像美。自然光だけで撮ったそうです。展開も飽きることなく一気に観終わりました。
セリフは少ないし、ディカプリオじゃなくてもいいんじゃ?という声もあります。万人受けしないのかもしれませんが、自分的にはこの作品でディカプリオがアカデミー男優賞を取ったのは納得です。
この年の作品賞は「スポットライト」だったそうで、あれはあれですごくいい作品ですが、自分的にはレヴェナントも全然負けてないと思います。
クマ強烈!マジこぇっす笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レオナルド・ディカプリオに「5度目の正直」でのアカデミー主演男優賞をもたらした作品。
さすがにデカプーの演技は鮮烈で、受賞も納得。イケメンとしての顔はほぼ封印し、壮絶なサバイバルを鬼気迫る形相で熱演しているのだ。
川で捕った魚の頭を生きたまま食いちぎり、バッファローの生肉を貪り食う。激しい寒さをしのぐため、死んだ馬の腹を割き、その中に入って一夜を過ごす(!)。いやはや、すさまじい。
ストーリー自体はシンプルな復讐劇(裏切った仲間に息子を殺されたうえ荒野に置き去りにされ、復讐のためにサバイバルする)で、正直2時間半超はちと長い気がした。
が、西部開拓時代のアメリカ北西部の風景を再現(実際にはカナダで撮影したらしいが)した映像はすこぶる美しく、撮影も秀逸で、その映像を味わうためだけでも観る価値があった。映画館で観るべき作品だったと思う。
あと、デカプーが熊と格闘する場面と、バッファローの群れを狼が襲う場面がスゴイ。当然CGなのだろうが、CGであることをまったく意識させない自然さなのだ。いやー、いまのCGってとてつもない域に達しているのだね。