- Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)
感想・レビュー・書評
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シリーズ一作目からの続きのお話。
一作目で明らかではなかった部分が少しずつわかっていくのと、かつ、一つ一つのお話のメインキャラに心をじんわりとさせられる温かなお話が繋がって、この本一冊丸ごとが大切に感じてしまう。
主軸はずっと同じ喫茶店で、特別な席で特別な体験ができるわけだけど、こんなに場所も場面も共通しているのに、たくさんの疑似体験ができるような、そんな満足感がある。
そして読んでる最中や読み終えた時、喫茶店で美味しいコーヒーが飲みたいなぁなんて思ってしまう。ぜひブラックで。
一つ一つは短編だけど、全部繋がっているので、これから読まれる方にはぜひ一作目から読んで欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
温かな気持ちになるエピソードの中に、突然「えっ…」と、思わず声が出そうになるカミングアウト。
喫茶店の謎が少しずつ明らかになっていく。
そのテンポ感、スピード感がよかった。一気読みでした。 -
コーヒーが冷めないうちにの続編。
人々の想いに胸が熱くなる。 -
おもしろいー
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今回も涙を必死に堪えて読みました!
親友、親子、恋人、夫婦
現実を変えることができなくても、それでも最愛な人に会いに行く!相手を想い、優しい嘘をつく。
かわいい流の娘にも癒されますよ!
数の心の変化にも注目です! -
もう二度と会えない人についた優しい嘘の物語。
前作は女性が時を渡っていたけれど本作は男性が時を渡っていた。
泣くほどではないけれどじんわり心に沁みるようなお話だった。 -
会いに行きたい理由はそれぞれだが、
ひとつひとつの物語に繋がりのあり
なんとなくどれも似たり寄ったりだなぁ、と感じた。
読む順番を間違えて、1番最後に読んだのは私のミス… -
前作よりいい!涙をこらえながら読み終えた。これは電車で読まない方がいい。
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読了。「コーヒーが冷めないうちに」の続編である。前作同様、一気に読んでしまった。喫茶店『フニクリフニクラ』で過去や未来に時を超えて思いを伝えに行く人達の話。過去に戻っても何も変わらない。それでもなお、逢いたい人。
今回は残された者の幸せを考える話。残された者は、つい自分を責めてしまう。残された者が幸せになれば、先逝く人の命にも意味が生まれる。残された者の幸せを望んでいるいるのは、旅立った人。
今回は数の母親の話も物語の中に少しずつ組み込まれている。最後の最後に数の気持ちもまた穏やかに変化し、彼女にも幸せになってもらいたいと願いながら本を読み終えた。