宮沢賢治の食卓 (思い出食堂コミックス) [Kindle]

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  • 少年画報社
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  • 宮沢賢治が農学校の先生だったり、作品もいくつか読んではいたが、その人柄を知ることはなかった。コミックながら、魚乃目さんらしく、人となりがよく伝わってくる。

  • 絵柄は『釣りバカ日誌』あたりを思わせるような、非常に朴訥な感じで、宮沢賢治という人物を表現するのにあっているような感じもする。
    「アメニモマケズ」の印象から、玄米菜食のようなイメージだけど、実は結構グルメだったという話は、大分昔に読んだ本に載ってた気がする。それを、具体的に絵で見せてくれるのは、やっぱり漫画ならでは。時にはお代わりまでもして、その美味しそうな顔と言ったら・・。
    この後で読んだ『宮沢賢治が面白いほどわかる本』に、賢治はユーモアを忘れなかった・・と書いてあったけど、いろんな人との別れもありながら、随所にそんなユーモアをうまく出してくれてるのも、この絵柄の漫画という表現が成功しているってことなのかもしれない。

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著者プロフィール

1975年5月生まれ、奈良県出身。
98年、大阪工業大学卒業後、建設会社勤務を経て上京。
2008年『島之内ファミリー』、『コミック ホームレス中学生』(原作/田村 裕〈麒麟〉)でデビューする。
2010年「思い出食堂」創刊号より、家族愛や食べ物の記憶をテーマにした食マンガを連載。同誌の表紙を、庶民派グルメのイラストで飾り人気を博す。
2015年より、「別冊ヤングチャンピオン」「チャンピオン烈」等で『戦争めし』を連載。取材を基に、戦争にまつわる「食」をテーマに描いて大きな反響を呼ぶ。
代表作に、『戦争めし』『ちらん-特攻兵の幸福⾷堂-』(以上、秋⽥書店)、『しあわせゴハン』(集英社)、『宮沢賢治の⾷卓』『なぎら健壱 バチ当たりの昼間酒』(以上、少年画報社)、『⽇曜⽇の背徳めし』『コトブキ荘の⾷卓』(以上、⽇本⽂芸社)など多数。
『宮沢賢治の食卓』、『戦争めし』、『ちらん-特攻兵の幸福食堂-』は、近年実写ドラマ化され話題となっている。

「2022年 『魚乃目三太のマンガめし画帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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