重版出来!(9) (ビッグコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • アシスタントの件、担当編集からは新作描いて欲しいとの兼ね合いは判断難しいんだろうね。本人の気持ち次第か。
    そして、付録の件はあまり知らない話だから興味深かった。

  • 中田 伯のアシスタント 3Dプリンター(新郎新婦のフィギュア) アユ、塾へ行く。 面白い漫画は読みやすい。 付録

  • 会社員にとって春は評価の時でもある。
    年初に立てた目標に対して、
    一年の働きはどうだったか、
    どの程度の実績が発揮できたかが問われる。
    会社によって目標の立て方は違っても、
    定性的でなく定量的な内容が求められるのは
    共通しているのではと思う。
    成果がきちんと測れること。
    目標も実績も数字で測れる内容にする。
    客観的に誤魔化すことなく
    はっきり結果がわかること。
    公正な評価をするという点でも大切だ。

    一方で、人の心は不思議。
    ちょっとしたことが人の心を大きく動かす。
    何気ない心配りが心を揺さぶり胸を打つ。
    あなたのことを見てる、
    あなたのことを大切に思っている。
    ほんのささやかな姿勢に救われることがある。
    その行為も、その心の揺れ幅も、
    決して数字で測ることはできない。
    けれどそれは絶対的で大きなものだ。

    数字で測れる部分だけでなく、
    チームや組織を高め行為を
    どこまで拾うことができるか。
    その可否は
    組織やチームのパフォーマンスを
    大きく左右する。
    そして、何のために働くか、
    という根源的な問いにもかかわる。
    互いに刺激しあえる関係。
    心揺さぶられる体験、胸打たれる言葉。
    それは人生にとって変えることのできない喜びだ。

  • 栗山さんに促されて三蔵山先生のとこに単行本もって挨拶にいった中田くんだけど沼田さんに言われた「自分の分も頑張って」がわからない「他人なのにどう頑張る?描くのはボク、他の人の"描きたかった気持ち"なんて重荷」って。そして前よりはアシさんに気を使うようになった中田くんだけどやっぱり人と合わなくて次々アシさん変わる…大塚さんのアシに入ってる志田くんがアシ入ってみたらピーブの涙を体液かとベタかけたのを「面白いですね、それ使います」アイデア使われて嬉しそうな志田くんのネームがだんだん中田作品に似ていくのを危惧する編集の菊池さん。アシさんて、割とついてた先生に画風も作風も似るけど…本当、中田くんに飲み込まれていく自覚なかったもんね、志田くん。菊池さんに「早く新しいアシ見つけて!離さないと」って言われて初めて、自分と、中田くんの作品のことだけ考えてたことに気づいた黒沢さんも。志田くんは、大塚さんに「アイデア使うって言われたの?」菊池さんが訪ねてきてくれて「中田くんとは違うものだよ」って言われてから中田くんのアシに行って「あぁ、この人は本当に他人の気持ちがわからないんだ」と思って中田くんに直接。「アシを辞める、他の人には「他人」がいる、でも中田さんの世界にはピーブの登場人物と中田さんしかいない、天才だと思ってたけどモンスター」…本当に、他人のことを考えられない人だったら…次のアシのお願いの電話を…泣きながら黒沢さんにすることはなかったはず…中田くん、志田くんがいて嬉しかったんだね志田くんだって、人に言われてから自覚したけど、間近に天才見て自信喪失してたのは沼田さんと変わらないと思うんだ。引き戻したのは菊池さんのような冷静な大人がいたからだけど…。遥さんの結婚、来れなくなった四国のおばあちゃんのために3Dフィギュア。黒沢さん、本当なんにも無駄にならないな…。編集になるには…って黒沢さんに伝えたアユちゃん。無料で行ける塾で先生の言った何気ない「かわいそうな子」に反応してしまったアユちゃん…。応援と同情は受け取る側の気持ちで諸刃の剣

    就職きまった東江さんが1日中田くんのアシにきて「恵まれてる人が漫画描くのわからない」っていう中田くんこそ厳しい過去が独特の世界観作ってて恵まれてるっていう東江さん。そうねぇ…芸術家ってそういうもんなのかな…。アユちゃんを訪ねて「アタシってかわいそうなの?」っていうアユちゃんに対する黒沢さんのギョーザ耳が金メダルって言う激励がカッコよすぎる。そして、素直に謝罪した先生も。よかった、アユちゃんこれからも頑張ってー!高畑先生のアシに入った新人伊勢くんへの高畑先生の流石の的確なアドバイス!

    他の人のこと構う黒沢さんにヤキモチっぽい中田くん、これ、他人なんか興味ない感じだったのがちょっと感情動いてきたんじゃない?そして紙付録!近頃幼児雑誌の付録がすげぇと評判だけど、なるほどハサミなしではめ込み式だったりボールには誤飲のときの気道確保に穴、なんて…。紙の着せ替え、懐かしい!設計の相川さん、仕事で迎え行けないお嫁さんの代わりに預かった孫を迎えにきた息子に「最近の親は忙しいんだな、子供と一緒に付録作る時間ないな」「オレもオヤジと一緒に付録作った思い出ないけどな」アイタタタ…

    自分で付録作って見せに行くほど感動した黒沢さん、可愛いなぁ。子供みたいに素直にスレてない人で…本当、黒沢さんになりたい(笑)

  • そして最新刊。
    天才中田が変わってきている。
    変わってきているが急には変われない。
    人の気持ちを尊重することはまだすぐには出来ないようだ。
    でも変わってきている。
    しかしどこまで変わっていいものなのか。
    中田はこの中田だからこそ天才なのではないだろうか。
    ここのバランスって難しいよねえ。
    中田の話が続いたので、久々にいろんなお仕事の話も。
    紙付録。
    好きだったなあ紙付録。
    遊び倒してすぐ壊しちゃうんだけどね。
    ドラマ第2弾も作って欲しいわ。
    相変わらず内容が濃密であったな。

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著者プロフィール

漫画家。1996年デビュー。『えへん、龍之介。』『花吐き乙女』など独特の感性が光る作品を多数発表。2016年春にドラマ化された『重版出来!』で一躍人気作家に。2016年、デビュー20周年を迎えた。

「2017年 『【特典付き】レタスバーガープリーズ.OK,OK! 完全版 【全3巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松田奈緒子の作品

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