国立天文台水沢VLBI 観測所所長。1971 年、米テキサス州生まれ、横浜育ち。
東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程を修了し、博士( 理学) の学位を取得。専
門は超高分解能電波観測による銀河系天文学。特に銀河系の構造研究と巨大ブラックホール
の研究。
現在、巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解する、EHT(Event Horizon
Telescope) プロジェクトに日本側の責任者として参加。 2019 年4月、EHT プロジェクトチー
ムがブラックホールの撮影に成功したニュースが世界中を駆け巡る。100 年前にアインシュ
タインの理論から予言された、ブラックホールの存在を視覚的に証明することになった。
さらに、2022 年5月には、私たちの住む地球がある天の川銀河の中心に存在する巨大ブラッ
クホールの撮影に成功。ふたつの巨大ブラックホールの撮影に成功したことにより、ブラッ
クホールの謎のさらなる解明に向けて期待が高まる。
「2022年 『国立天文台教授がおどろいた ヤバい科学者図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」