雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 私の中高生の頃と違って今時の子は大変だなぁと思った。
    年齢的に今一入り込めなかった。

  • きっと私が学生だった頃と比べて
    今の学生は
    さらに生きにくさを感じてるんだろうなあ

    コロナ禍ということもあるし…

    みんなよくがんばってて偉い!

  • 生きづらさを感じつつ、教室の片隅でひっそりと、あるいはクラスメイトに迎合して生きる少女たちの物語。

    そのような状況から救い出してくれるようなヒーロー、ヒロインは都合よく現れてはくれない。教師の言葉もどこか空虚で、むなしさが増すばかり。

    結局のところ、自分でどうにかするしかない。ほんの些細なきっかけで変わりそうな気もするが、それが何かは本人にもわからない。

    もがき、悲嘆し、半ば諦めている彼女たちの姿は儚く、危うさを感じさせるが、完全に絶望もしていない。そんな中でも何とか生き抜いてこうとする意思は感じ取れるので、そこにわずかながらの希望は見いだせる。

    こんな少女は、現実にどこかにいるのだろうなと感じさせる。

    それにしてもスカートの丈でカーストがあるとは知らなかった。

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著者プロフィール

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。

「2022年 『medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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