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感想・レビュー・書評
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シリーズ6冊目、鋼人七瀬編も完結▲六花が生み出した虚構の怪物〈鋼人七瀬〉「第三の解決」で、琴子と九郎は未来をつかめるのか▼『最強の復讐者』リアルバトルをすると分かっているくせに服が酷い九郎「怪物ってもげんどがあるでしょう…」その通りだ…『最後の虚構』紗季さん解説乙、有能です。九郎の服は、そういうことか…紗季さんが九郎と別れた理由も納得できました…。しかし、こんなサイバーパンクバトルは画期的かもしれない『秩序を守る者』さて、六花さんは何回死んだのでしょうか?錯乱琴子もよいがドヤ顔が良く似合う!(2017年)
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確か無料公開されていたエピソードを目にしたことがあり、それでミステリが読みたくなった時に購入したと思う。それから年単位で経過した今今回ブクログに登録したのは、アニメ化を機に最新刊を購入して、そういえば登録していなかったと思い出したから。
6巻は1巻から描かれた鋼人七瀬事件の決着がついに描かれる。これまで積み重ねてきた虚構推理が一つにつながり終着を迎える様は爽快ですらある。
長編として味わいたいタイプの物語。 -
岩永と六花さんの勝負は最終戦に。死なずの九郎先輩もさすがに疲れが見え隠れ。「六花さん、あなたの望む未来をつかませはしない。この世には何者も侵してはならない秩序があるのだから」岩永の思いは妖の願いでもある。一方の六花さんはちょいとゆがんだ感情でそこに至る過程を慮るといたしかたないかと一瞬思ったが、いやいやあかんでしょ。とも。「世に真怪はあれど、虚怪もまた多くあり。虚構は虚構に戻れ。嘘から生まれた怪物は嘘によって滅びる」後味のよい着地点ではあったが、この後も続くことにはちと不安がないわけでもない。