モモ (岩波少年文庫) [Kindle]

  • 岩波書店
4.16
  • (199)
  • (151)
  • (81)
  • (11)
  • (8)
本棚登録 : 2272
感想 : 217
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (398ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人間社会の歪みに警鐘を鳴らす物語として、数々のドキュメンタリーで引用されてきたが、その理由が読んで分かった。自分もモモを囲む一人でありたい。

  • 時間を有効に活用することについて改めて考えさせられる物語。

  • 不思議な女の子モモと、時間泥棒のお話し。
    時間は大事、時間は大切。
    時間を無駄にせず、効率化しなきゃ!
    そんなことをしてる間はないぞ!
    時間を節約して、時間貯蓄銀行に貯めていく。
    そうしていった世界は・・・
    モモが大切なモノを取り戻しに行くストーリー。
    何が大切か、大事かを、考えさせられました。
    オーディブルだったか、オーディオブックで聞きました。(2021/9/10智美)

  • 話を聞くモモと、捲し立てて話す時間泥棒の対比が面白かった。


  • 211120読了、Kindleにて。

  • ビビガールのところが、現代のスマホゲームにしか思えない
    恐ろしや

  • audible3冊目

    時間の過ごし方を忘れてしまった現代社会への問いかけ

  • 時が止まったり、時を奪われたり、難しかったけどモモが最後に時を奪われた人たちに時を返してあげられたから良かった。

  • おすすめポイント
    ・読み始めたらやめられない本
     「モモ」は童話なのですが。
    大人にも人気なファンタジーです。文章中の表現の仕方や挿絵が不思議で読んでいると面白くて最後まで一気に読みたくなります。
     ファンタジーや、ミヒャエル・エンデのシリーズが好きだったり興味がある人におすすめです。
    (Y.S.)

  • 一章から五章までの第一部はモモという浮浪児の少女の説明から、その子が住む円形劇場の説明。その街に住む人物達の短編集のように始まる。モモという少女の服装からどのように円形劇場に住み着くようになったのか。彼女の考え方から性格、街の人達にどのような影響を与え、どのような立ち位置なのかまで丁寧に丁寧に時間を描けて説明している。私は初めてモモを読んだ時、もっと昔の、100年前の作品程ぐらいだと思っていたので読んでくうちに結構最近の作品なのでは?と驚くような描写が多かったのですが(実際エンデが亡くなったのは1995年で私が生まれるちょっと前に死んでました。)そのせいか、時間泥棒というのは現代社会が発展して機械に色々な家事を任せるようになって時間が余るのに対して、ゲームなどの娯楽が増えたり、効率が上がって生産性が増えたせいで「せかせかせかせか」してしまってるコトの言ってるのだと思ってました。でも灰色の男が登場する二章で一気にその雰囲気や予測は打ち砕かれます。現代の中に存在するファンタジーが私が好きなのですが、かなりそこを抉られました。この物語では時間とは何なのか?と沢山色んな方向から問いかけられます。それは、フシギな魔法使いのような人が管理をしていて人々に配っているものかもしれないし、灰色の男達のように奪う人がいて、冷やして固めて火にくべて吸ってるかもしれない。あるいは節約節約とした結果、逆に時間に負われる人々のことを言ってるのかもしれないし、何かを楽しむ、感じる為の対価なのかもしれないと考えさせられました。児童文学ではあるのですが、20代の今読んでも全然よかったと感じる作品でした。
    強いて言うなら序盤がかなり丁寧にゆっくり描写されたので終わりのあっという間に目をぱちくりさせました。あの後、マイスター・ホラとカシオペアがどうしたのかは書かれてますが、もっとじっくり知りたかったし、ジジとベッボとどんな会話をしたのかもきりなりました。でもそんな急な終わりも、エンデが残したあとがきを見たら納得できるかもしれません。電車旅の途中に聞いたものだったら、終わりの駅が近づくにつれて話は巻かないといけないから。
    最後の、読者にしか見えないカシオペアの言葉が大好きです。
    挿絵があるこの本で読みましたが、それも含めてこの終わりが大好きだったので、この本版で読めてよかったと本気でおもいました。

全217件中 91 - 100件を表示

ミヒャエル・エンデの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×