- Amazon.co.jp ・電子書籍 (221ページ)
感想・レビュー・書評
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面白かった。
「猫を持ち上げるな」「亀ヶ谷典久の動向を見守るスレpart2836」あたりも面白かったし、「クラムゲートの封は切られる」のSFっぽいのも面白かった。
みちるちゃんはなんか怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インターネット、SNS等々どっぷり浸かった現代を生きる私達に則したショートショート。ニヤリと口角が少し上がってしまうような、ふっと息が漏れるように小さく笑えるような、怖ぁとなるような、そんな話たち。隙間時間にさくりと読めます。
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ネットにまつわる短編集。クスリと来るものから、ゾッとするものまで。
気軽に読めるものではあるが、実際にあり得そうな話もあり、思わず唸ってしまった。
読み進めるうちに、あのファイルとこのファイルが繋がっているとは。 -
少しダークな味付けのショートショート集。
日常や人の感情の何となく感じているけれど見過ごしがちな「あるある」を切り取るのが上手い。
特にインターネット独自のリアルな嫌さの描写は流石ですね。
中でも、とある大学生が亡くなるまでの直前の主観視点での1日と、ニュースになった時の無機質さの対比を描いた作品が印象的でした。
文体は読みやすいですが、文字組みを変えたりといった色んなやり方を模索している現代的な作品集です。 -
インターネットやSNSを主軸に置いたショートショートだが、読み手の世代を選ぶ作品。
自分はインターネットの恩恵にあずかりつつも、ネットがない時代もしっかり記憶にあり、SNSは情報を収集するツール程度にしか使わず、適度な距離感でこれらと付き合ってきた。
自分と同世代の人間がこの本を読めば「現在進行形で起きている、もしくは将来起きそうな話だな」で終わるだろう。インターネットもSNSも便利な隣人だが生活にくいこんではおらず、何かあれば縁を切れなくもない程度の付き合いだ。だから星先生のショートショートのようにオチを読んでぞっとするほど身近な出来事ととらえない。
自分より上の世代ならネットやSNSに馴染みが薄いため「ぴんとこない」だろう。実際そういうレビューも見かけた。
生まれた時からインターネットとともにあり、SNSの知人と学校の友人が同列であり、パソコンよりスマホに馴染みがある。それぐらいの世代が一番楽しめる本だと考える。 -
視点と場面の切り取り方がめちゃ面白かった。この作者のファンになりました。
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情報社会の短篇集。とても面白かったです。
中にはゾワッと来るようなものもあり、現実でも起こっているのではないかと錯覚させられるような話がありました。
ショートショートやSFが好きな方には特におすすめです。 -
デジタル社会をテーマにした作品群。
あるある、ありそうでないけど共感できる、そして未来にはこうなっているかもしれない、、
そういった感情をもたらしてくれる。
SFだけど、ノンフィクションみたいな
不思議な感覚。 -
面白いけど、あともうひとひねり欲しいかな。