- Amazon.co.jp ・電子書籍 (212ページ)
感想・レビュー・書評
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冷川くんの怖さは子どものまま大人になったところか。無邪気に善悪の判断ができない大人というのはタチが悪いんじゃないかと思うわけで。手段を選ばないからなおさらタチが悪いとも。半澤さんの「被害者か加害者か」という答えのでない問いが物語の本質をついているような気がしてならないがはてさて。刑事になるべくして刑事になった感があるが、あの霊的なものを信じない強さっていうのはこの物語の中でとても頼もしい存在に思える。人当たりはよいがふたをあければ…な迎さんの「おれら」と「それ以外」っていうほうが真っ当なのかもしれないが。
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冷川さん、こわいよー。
彼の過去については何となく予想ついてたけど、でもこれだけじゃ終わらないんだろうなぁー。 -
冷川さんの過去が想定を遥かに上回るクソ重で、気が滅入ると同時に冷川さんへの好感度が増した。
考え方や言葉遣いが独特なことの理由がわかって、同情とは違うけれど「そうならざるを得なかった人」への共感のようなものがある。
被害者なのか加害者なのか、というテーマも、「加害者になる人は大概、別の側面では被害者だよな」と思うことが多々あるので心に刺さった。
そうならざるを得なかった人間にとって、半澤さんのような「正しい道を力強く指し示してくれる人」は本当に救いだろうな。
自分が善良な人間だなんて、信じないこと。 -
半澤さんピンチ!
また続きがとても気になります。