知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先 (角川新書) [Kindle]
- KADOKAWA (2017年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (236ページ)
感想・レビュー・書評
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池上さんシリーズの第8巻(2017年頃)をこのタイミングで読了。
ちょうどトランプさんがアメリカ大統領だった時代で、改めてトランプの人間性と政治力は残念すぎたけど、過去の米国大統領も戦争を始めたりしてる訳で、トランプ以外はまともだったとはとても言い難いなって思った。
(本の感想からちょっと外れますが)久し振りに本シリーズを読んで、民主主義にちゃんと参加するのなら新聞購読は必須で、毎日ニュースをチェックしつつ、諸々ニュースを知りつつ、それについて自分はどう考え判断するかといったステップを積み重ねることこそが大事だなあと思いました!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ8作目
トランプ政権誕生、マイケル・サンデル氏の本を読んだ時も思ったのですが、なぜトランプ政権が生まれたのかというところを開設する際に、間違っている方を選んでしまったという表し方自体が背景感情を理解しきれてないのではないかと感じました。
とはいえ自国優先主義の走りで、各国での呼応したように見える流れがあった年。
中国はさらに影響力を増し、韓国は朴槿恵弾劾、逮捕。ヨーロッパは今のメインで活躍するメンバーが出始めている頃。中東もイスラエルをめぐるアメリカの動きでキナ臭くなってきていた。 -
出たら毎回読んでいる池上さんの本です。
3か月前に買ってまだ苦戦している小説より、後に買って先に読み終わりました。
各項目が短く区切ってあり、すごく読みやすいです。
内容的には幅広いジャンルのさわりが解説されてるって感じで
それぞれ深くは追及してませんが、入門書なのでこれくらいで丁度いい感じ。
今回は苦手な宗教関係が少なく、やはりトランプ大統領の事が多かったですね。
自国ファーストのトランプ氏はサミットの時、
ドイツ語やフランス語ができるわけでもないのに、ほとんど同時通訳のイヤホンをつけなかったそうです。
他人の事はどうでもよい、俺様ファースト。
また、池上氏は
第二次世界大戦後、自国第一主義の経済が、世界恐慌を作りだした反省から
自由貿易の理想を追求してきたのに、トランプのように歴史に学ばない政治家が出現したことで
第二次世界大戦の貴重な教訓は消えようとしている。
私たちは歴史を忘れてはいけないと警告されてます。
池上さんの本は中立の立場から色々書かれているので読みやすいです。
そうじゃなく左だ右だっていってる人はおそらく本を読んでない。
残念だけどネットのニュースや情報はほとんど見るだけ時間の無駄だからね。
無知の知ならぬ無知の恥です!
ちょっと無知な自分を振り返ってみますか…
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2017
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オーディブルで読了。安定のわかりやすさ。これが1年前。
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アマゾンのオーディブルで聞いた。
時事問題を扱っていて、昨年の春頃までのことが取り上げられている。
その頃の世界の時事問題(ISやシリア、中東情勢、トランプ、北朝鮮、ヨーロッパでの独立問題、極右政党台頭など)を、自国ファーストという縦串で通して解説している。
その時事問題に絡めた歴史的背景も解説していて、過去の氏の著作と重なる部分もある。
大局的に総花的に扱っている中で、その問題の裏側に潜む力学など、所々で「なるほど実はそうなってるんだ」とニヤリとすることもある。この点は知識を持っているかどうかによって評価が分かれるところ。
「お金の流れでわかる世界の歴史」という本をオーディブルで聞いたが、そちらと比べるとワクワクするような面白さは無かったが、概観を自分の知識になぞって補足されていく面白さはあった。 -
1年に1冊このシリーズを読んで情報整理するようにしている。今回はロシア関連が勉強になった。
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トランプさん、イスラエル、イラン、安倍首相、いろんな背景がわかる。
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目新しい情報はない。格差の問題は、もう少し突っ込んで読みたいところだが、それは別の本で、ということだろう。