アントレプレナーシップ入門 [Kindle]

著者 : 忽那憲治 長谷川博和 高橋徳行 五十嵐伸吾 山田仁一郎

• 有斐閣 (2013年12月14日発売)

感想・レビュー・書評

[東京大学駒場図書館さんの感想 · 2020年11月5日]

　本書を開くまで私はアントレプレナーシップという言葉さえ知りませんでした。起業家精神とも言うべきアントレプレナーシップが現代日本に不足している状況を憂いた忽那氏は、「ものごとを異なる視点で捉える」アントレプレナー的視点の必要性を説いています。ここで主に取り上げられるのは、世界的なIT企業のGAFAなどではなく、日本企業のH.I.S.やSMSなど、更には高知県馬路村という地方自治体で、彼らの経営戦略を参考にアントレプレナーに必要なスキルを解説しています。一見、何気ない生活を送っている私たちですが、実は様々な事業機会にあふれていて、現状に対する問題意識や理想の社会への志が起業への動力になります。この本で紹介されるアントレプレナーとしてのスキルや考え方を知っておくことは、経営者を目指すにあたって役立つのはもちろん、社会人として物事を捉える一つの指針となると思います。
（文科Ⅲ類・1年）

【学内URL】
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000016391

【学外からの利用方法】
下記URLをご参照ください
https://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/faq/gakugai.html

著者プロフィール

神戸大学教授

「2022年 『アントレプレナーシップ入門〔新版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」