ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム [Kindle]
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2017年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (349ページ)
感想・レビュー・書評
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イノベーションのジレンマをかなり前に読んだので、本書も手に取ってみた。個人的に、抽象的でわかりにくく、話が長かったのでイメージしにくかった。
経験や知識を積んでから読み直したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
◾️ジョブ理論
何のジョブを片付けたくてその商品を雇用したか。
ジョブ=進歩
ジョブは状況に規定される
ニーズではなくジョブ
ジョブで考えると、競合は同ジャンルに限らなくなる。
ex
Netflixの競合はリラックスできるもの
SNSはタバコ
「新しい家を建てて売るビジネスだと思っていたが」とモエスタは振り返る。「実際には顧客の人生を移動させるビジネスなのだとわかった」
偉大な科学的進歩の多くは、優れた知性の集団が同じことを同じ道具を使って何年も考えつづけたあとに、誰かがもちこんだ新しい視点によって一気に達成され
おむつで達成されたこと
夫婦関係の回復
↓
機能だけではなく
感情、社会面からもアプローチすること
ex
P&Gがのちに中国でおむつを再展開したときの広告は、感情的および社会的な便益を直接訴えかけるものだった──「夜よく眠る子は頭がよくなります」
新しいものへの移行に不安があるのなら、それを最小化する体験を付随させればいい。
人形を実際に買う親にとっての片づけるべきジョブは、母娘で、何世代にもわたる女性たちの暮らしぶりや悩み、強さについて、豊かな会話の機会をもつことだ。
プロダクト起点のパーパス=
イケアは「アパートメントの家具をきょうのうちに設置し終えたい」というジョブのパーパスブランドになった。
鉄道業界が衰退したのは、乗客や貨物輸送の需要が減少したからではない。需要は増えていたが、自動車やトラック、飛行機に電話までもがそのジョブの解決者として登場したからだ。 -
イノベーションとは本来、もっと予測可能で、もっと確実に利益を上げられて良いと著者は主張する。
デザイン思考の共感〜問題定義〜アイデア創出のプロセスと重なる部分がたくさんあった。特に商品/サービスを購入〜利用するまでのストーリーを徹底的に描くところとか。
行動データを分析するのではなく、ストーリーとして行動全体を把握すること。
今までのやり方は、想像力が圧倒的に不足しているということに気付かされた。 -
どんなジョブを片付けたくてこのプロダクトを雇用するのか、という考え方は初めて知ったので面白かった
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片付けるジョブのために何かを雇用する といえばそれっぽいが、要はニーズを言い換えて少し衣つけたようなもんだよね、、と思ってしまった。
洋書の和訳あるあるの冗長な文調で途中でやめた。 -
常に顧客の方を向いて、顧客のジョブを理解し解決する。そんな人になりたい
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明日からのマーケティングインターンのために読んだ。
片づけるべきジョブの考え方を多くの事例を踏まえながら書いてあり、分かりやすく、実践に落とし込みやすかった。
明日のインターン頑張りたい。 -
イノベーションの成功を顧客の視点から説明した
とてもシンプルでわかりやすい理論が「ジョブ理論」です。
伝統的マーケティングの視点とは少し異なり,顧客の製品・サービスを購入のメカニズムを
顧客側の置かれている「状況」に注目して説明します。
顧客の解決したい「ジョブ」が発生する文脈,(=顧客側の置かれている「状況」)への注目は色々なところで応用できます。 -
顕在的なニーズを深掘りすると見えてくる潜在的なニーズ(=ここではジョブとしている)を明確にする事がイノベーションの原則である。
自分の言葉でまとめてみたが語弊があるかもしれない。
筆者の定義しているジョブ理論はもっと複雑な連鎖によるものだと思うので、何度か読み返して咀嚼していきたい。 -
『イノベーションのジレンマ』のクリステンセン教授によるイノベーションのタネを探す手法。人が、機能的、社会的、感情的に達成したい事柄(=ジョブ)を、いかに見つけ、最適な解を提供するか、が、ポイント。
某電器メーカには、『お役立ち』という言葉があるが、これもジョブなんやろなぁ。
先ほどの本とは、ジョブ繋がり。