昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来 (日本経済新聞出版) [Kindle]

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  • 伝統的社会の観察結果から、文明を考察する、ということらしいが、正直疑問。

  • ジャレド・ダイアモンドの問いは深く、大きい。今回の問いは、人間とは何か。それを、昨日までの世界=伝統的な狩猟採集生活や農耕生活をしている人たちの暮らしから探る。戦争や宗教、飢餓への対応など、人間のオリジナルの姿が見えてくる。

  • 伝統的な社会すなわち「人口が疎密で、数十人から数千人の小集団で構成される、狩猟採集や農耕や牧畜を生業とする社会」における文化と現代の西洋的社会を対比する本。今の常識だとこういうものだが、そうでない社会もある、ということが分かる。

    この著者の本はいつもそうだが、世界各地の具体例が数多く載っているのが良い。それも伝聞と実体験が程よく混在している。ただそれゆえにページ数が多く、しかもこれで上巻というのだから、読むのには時間がかかる。

    当たり前の話だが、伝統的な文化が捨て去られたのには何かしらの理由があるので、何でもかんでも取り入れることができるわけではない。しかし、自分と異なる常識を持った文化が存在するということを知っているだけでも、人生は楽になると思う。

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著者プロフィール

1937年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校。専門は進化生物学、生理学、生物地理学。1961年にケンブリッジ大学でPh.D.取得。著書に『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』でピュリッツァー賞。『文明崩壊:滅亡と存続の命運をわけるもの』(以上、草思社)など著書多数。

「2018年 『歴史は実験できるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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