子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」 [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.64
  • (6)
  • (9)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 103
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (150ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かったしやっぱりそうなんだなぁと思うんだけど、でもやっぱり自分自身から勉強するようになるには、必要性を自分で感じないといけないんだよね。
    でも自分の価値観を子供に押し付けているという点はすごくそのとおりだと思ったので反省。

    ゲームや携帯も本当にルールを作ることって大事だと思う。 

  • いい本でした。
    子どもを「叱ること」が、必ずしも親の望んでいる変化をもたらすわけではないという事を丁寧に説いた本です。

    前編にわたり、本書の中で述べられている原則(下記)を丁寧に説明していっています。
    -----
    1.自分とまったく同じ価値観の人はいない
    2.強制されたことは、やらない。やったとしても、形だけになる。
    3.人間には、最低3つの長所がある
    4.親は成長が止まっているが、子どもは成長している
    5.まず、「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ
    -----
    この5原則を読んで、意味がわかる人は本書を読む必要は無いと思います。

    子育てだけでなく、組織の中での他社とのコミュニケーションにも通づる、他者との向き合いの根本を子育て切り口でまとめた本だと思いました。

    僕自身は、同意するところが多かったのですが、新しい発見が少なかったので、☆は3つにしています。

  • 1.自分とまったく同じ価値観の人はいない
    2.強制されたことは、やらない。やったとしても、形だけになる。
    3.人間には最低3つの長所がある。
    4.親は成長が止まっているが、子どもは成長している。
    5.まず、「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ。

    子どもは親の言うことはやらないが、親がやることを真似する。

    子どもから勉強の話をしてくるまで、親からは一切話さないというのが鉄則です。

    「叱る」という行為は、人の道に反したときに使うものであり、「怒る」は一撃で相手を修正させなくてはならない緊急事態のときに使うものだと考えています。

  • 「親は成長が止まっているが子供は変わり続けている」など言われてみれば確かにという点や、「強制されたことはやらない」など感覚的にそうだよなというところが多々あり、全体的に共感や改めて認識し直すところが多かった。

    ただ、勉強に関してはいかにゲームの時間を制限して勉強時間を確保するかという点に焦点が当たっていた気がして少し対応として疑問が残る
     ・学校の勉強が最も最優先する事項なのか?
     ・ゲームにハマるのってそんなに悪いこと?ゲームから学ぶことも将来につながることも多々あるのでは?
     ・勉強だけにどっぷりハマりすぎるのもそれはそれで健全ではないのでは?
     ・仮にゲームは制限すべきだとして、ルール作りで制限するのが本当に正しいやり方なのか?(なんとなく本書のターゲットは小学校高学年〜高校生ぐらいな感じがするためその年齢層ならルールづけしかないのかも・・)
     この点について改めて自分で考えなくてはと感じた。

  • 子供は親の言うことはやらないが、親のやっていることは真似する。
    現代の子供が遠ざかったものは、自然、親の働く姿、家族の笑顔と言われている。

    親は自分に似ている子供に無意識のうちに居心地の良さを感じる。そのため、知らないうちに、自分と子供が同質だと感じてしまう。
    しかし、親と子はあくまでも別人格であり価値観も違う。双方に違いがあることを知り、子供の価値観を理解し、親の価値観について話した上で、双方の折り合いをつけていく、というステップを踏んでいくことが大切。

    子供が嫌がることを親の一方的判断でやらせて良い結果が出る確立は限りなく低い。
    親が子供に「勉強しなさい!」と言うことについての悪影響は、あらゆるところで指摘されている。

    自分のことは自分でやるという教育を小さい頃から実行していると、勉強するという自分ごとの作業も自分でやるという可能性が高まる。

    子供がゲームやスマホに没頭して勉強を全くやらないという弊害については、まず持たせる段階で約束事を作ることが大切。持たせてから慌てて作っても意味がない。
    次に約束事を破った場合、ペナルティをどうするかも同時に決めておく。そして、破った場合は必ずペナルティを実行する。面倒になってペナルティを実行しないと、ますます子供は言う事を聞かなくなる。

    親は成長が止まっているが、子供は成長し続けている。親は子供の身体の成長には気付くが、精神面の変化には気付かずに対応ができない。
    子供が生意気になった、口答えをしてきたというのは成長の結果であり、本来はとても喜ばしいこと。

    子供が言うことを聞かない時は、まずは冷静に諭すことが大切。感情的に怒ってしまうと、のちのち引きずることもあるため、ある程度の覚悟が必要。
    そして、やたらめったら怒ってばかりいたら、効き目がなくなるという弊害も。

  • 子供をこれから育てていくうえで、大切な5つの原則とともに参考になる考え方を学べた。

    ・子供は親の表情や行動を自然と真似てしまう。親はそんな子供をみて表面的だけでなく内面までも自分と子供が完全に同質だとみなしてしまい、親の価値観を押し付けてしまい子供との軋轢が生じるので注意する。

    ・子供が聞き漏らしているのであれば、それは大人の話し方がわかりにくい可能性もある。

    ・ゲームでトラブルにならないためには、ゲームについてのルールを子供と決めて子供にそのルールを書かせる。更にそのルールが守れない時のペナルティも設けてそのペナルティを実行する。

  • 色々な子育て本を読んでいるが、どれも頷くことばかり。しかし、現実はそう簡単ではない。結局、親に余裕がないと上手くはいかない。

  • 勉強しなさい、と子供に叱ることがいかに無意味か。大事なのは子供の現在を認め、そこから子供自身が上がっていけるような手助けをすること。叱る、怒るは最終手段。いくつかの具体的な例をあげながらわかりやすく説明されている。
    相談例も非常に当てはまるものが多く、読んでよかったと思う。
    大事なのは子供の現状を認めつつ、どうしたらいいのか子供自身に決めさせること。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1968年横浜生まれ。教育家
 1989年、人生どん底のニート中の20歳で起業し、学習塾を創業。これまで4000人以上の子どもたちに対し、直接指導してきた。指導は、いわゆる詰め込み勉強をさせず、「心を高める」「生活習慣を整える」「考えさせる」の3つを柱に指導をすることで学力を引き上げることで、下がっていた子どもたちの自己肯定感を引き上げてきた。

「2023年 『OYAKO NOTE for school age 子どもの自己肯定感を高める親子の交換ノート ラベンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石田勝紀の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デールカーネギ...
スペンサー ジョ...
アンデシュ・ハン...
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×