寝てもとれない疲れをとる本 [Kindle]

著者 :
  • 文響社
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感想・レビュー・書評

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  • 人によって「最適な疲労解消法」は異なり、そのアプローチ法を紹介。ただ「タイプが違うとは人体的にどういう違いが生じているのか」の掘り下げは少なめで、説得力に欠ける。ただ、「神経を整える」ことを重要視した手法、習慣の紹介は面白い

    ●感想
     疲れを取るために、色々な専門家の本を漁っている。今度は「鍼灸師」の本。東洋医学の思想に基づいて、針を刺したりツボを押したりして身体の整える職だ。読んでよく分かったのは「リンパの流れ、血流の流れ、交感神経と副交感神経の切り替え」が大事、ということ。5つのタイプ別診断の信ぴょう性は本書だけではよく分からないが、その他のアイデアは参考になった。加えて、「東洋医学の思想」である「予防し、自己によって治癒する」という考え方も現代社会にはフィットする。油断すればすぐ体調を崩してしまうので、まずは東洋医学によって予防を測るのが日々を豊かにするコツだろう。

    ●本書を読みながら気になった記述・コト
    ◆「疲れが積み重なっていくほどに心身がドンヨリと重くなり、働きづっらくうなるのは、体の新陳代謝が下がっていることが原因です。つまり、エネルギーの伝達や血液やリンパ液の流れがうまくいかなくなり、代謝したことによって生まれる不要物が体から排泄されにくくなっている」

    ◆この本は「断食」推進派。「胃腸を休めるための効果的な方法は、~ 『胃を空っぽ』にしてあげることです。」「オススメしたいのは、無理と我慢をしない「1日2食」生活。」

    ◆なぜ「ながら食い」が、明日の疲れの原因になるのか
    ・消化器系の働きをコントロールしているのは副交感神経。リラックスしていないと上手くはたらかない
    ・一方、視覚を使って情報を集めたり、頭を使って理解しようとしたりするときに働くのは交感神経
    →食べながら頭を働かせると、交感神経の働きが高まってしまうので、消化器系の働きが弱まってしまう
    ・食べるときは、本や漫画、テレビやスマホといった視覚情報はシャットアウトしよう

    ◆なぜ寝だめはできないか
    ・休息を取りすぎると副交感神経が働きすぎてしまい、脳に栄養を送っている血管が広がって、神経を圧迫する
    ・休んだことでだるくなった場合は、しっかりと運動をして、交感神経を優位にして、体を活動モードにしてスイッチしてからきちんと休むと、疲労感はスッキリ解消する

  • <きっかけ>
    睡眠の質を上げたかった。

    <感想>
    効果なし。(※半分程度読んだ感想)
    東洋医学の観点から疲労についての考えを論じた本。東洋医学は普段の生活での予防を意識しているという観点は「へ~」と新しい発見であったが、それ以外はスピリチュアルな印象だった。どうも科学的根拠に乏しいし、「あなたは○○型なのでこんなやり方が効きます!」なんて言われても根拠がはっきししないので納得感がない。人それぞれにあったやり方があるというのはわかるが、これでは占いの本を読むのと同じような気がする。

  • 今日もなんとなく不調で風邪気味でとかそんな人たちが近所のクリニックに集まっていた。海外在住経験がある自分はそういう人たちでクリニックが混雑しているのは日本の診療所に違和感があったが、その理由の内のいくつかは理解できた。

    この本によれば、病気になってしまって治療処置、そして検査&手術が必要な人が診療所や病院(西洋医学)に行くべきで、そのほかの不調は鍼灸師のところ(東洋医学)に相談すべきだと。

    人数が多いので診療所では2、3分という診察時間だが、鍼灸師は1人につき聞き取りが15分、丁寧で長いところだと30分のところが普通だという。しっかり自分の体のことを聞き取り調査してくれてなるべく体に負担が少なく不快感を軽くしてくれる東洋医学。いわゆるFeel good の状態にするには普段から自分の体に気をつけておかねばならない。

  • 東洋医学的な疲労へのヒント集。本書は鍼灸師である著者が東洋医学的アプローチから現代の慢性的な疲労感へ対処する方法を解く。特徴は体質を4タイプに分類して、それぞれのタイプ別に対処法を解説している点。ただ個人的には参考になったと思える部分は少ない。読んでいても自分が何のタイプに該当するのかよく分からなかったし、一応分類されたタイプの箇所を読んでもあまり心当たりのない症状ばかりが列挙されていて、自分に取り入れたいと思えることが見つからなかった。

  • 疲れる原因やサイクル、疲れがもたらす生活への影響などが東洋医学的観点でよく書かれており、フローチャートを使った、4つのタイプ別診断もあって期待しながら読み進めていたが、具体的な改善方法については、どこかで聞いたことのあるような内容ばかりで、自分にとっては参考になるところが少なかった。

  • 中根一 著「寝てもとれない疲れをとる本」、2017.10発行。わかりにくい本でした。疲労の放置は人生最大のリスクというのはよくわかるのですが、ではどうすれば疲れがとれるのか。一番大事なポイントがどうも今ひとつわかりにくかったです。「体質&疲労タイプ」を見極める特性チャートがあるのですが、これが「?」でした。

  • Prime readingで拝読。読みやすかった。

    しかし、電子書籍として読むには舌診やツボのページが見にくいので、紙媒体の方が実用的なのかなと思った。

    東洋医学といえば漢方を思い浮かべるが、それ以前に心身のタイプや陰陽の考え方、気血水の考え方が必要であり、本書はそういった東洋医学の基本的概念についても言及していてわかりやすい。
    むしろ漢方などを勉強する前にこういったとっつきやすい本を読むのも一つの手だと感じた。

  • タイプ別に書いてあることが良かった!
    私は水タイプなので、毎日なるべく12時前に寝ることと、月一のハードな運動をやってみよう♪
    おすすめ食べ物が昆布茶、牛丼、鰻丼だった…鰻丼はきびしいなぁ(笑)

  • 東洋医学。4つのタイプに分類し、それぞれに相応しい処置方法が紹介されている。自分にはなかなか当てはまらないように感じた。

  • kindleでは読みにくかった。残念。

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著者プロフィール

1970年生まれ。鍼灸Meridian烏丸代表、明治国際医療大学客員教授、経絡治療学会理事。
東洋医学の専門大学として最も歴史のある明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)を卒業後、日本鍼灸・経絡治療の大家である岡田明祐氏・岡田明三氏(鍼術丹波流宗家)に師事。その後、鍼灸学校や学会にて後進の育成にあたりながら、京都の四条烏丸にて20年余り臨床を続けている。また、約10年に及んだ「ロート製薬株式会社 Smart Camp」の健康経営プロジェクトや、ラグジュアリー・リゾートの最高峰「AMAN Kyoto」でのウェルネスプログラム、三井グループ最上級ラグジュアリーホテル「Hotel The Mitsui Kyoto」のSpaメニュー監修を通して、企業との健康提案を行っている。
著書に『寝てもとれない疲れをとる本』(文響社、のちPHP文庫)、『最強の体調管理』(KADOKAWA)などがある。

「2022年 『図解 すぐ眠れる!すごいツボ押し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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