- Amazon.co.jp ・電子書籍 (151ページ)
感想・レビュー・書評
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文法的に正しくても、英語として丁寧な表現、不躾な表現などを例示した本。
勉強にはなるが、なぜ不躾なのか理由や法則性がないため、非ネイティブとしては丸暗記するしかなく、応用が効かない。
母国語の日本語だと、丁寧だ、不躾だというのを感覚的に理解できるが、外国語に関してはいつまでたってもそういう境地にたどり着けそうにはない。 -
英語で仕事をする前(特にアメリカで)に読むといい本。英語母国語が当然の環境で働く以上は適切な英語を知ってないといけない。
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巷に溢れる「英語は通じればブロークンでいい」という言い分とは反対の立場で、特にビジネスの場面においては僕は同意。品格というと大げさだが、大人としての節度をもって丁寧に話す、と思えば当たり前のこと。どう言うべきなのか、と時々困る場面に使える表現があったりして、大変助かる。最近ネイティブ(英系)と仕事で話す機会も増えて、彼の表現からも、本書で書かれているようなネイティブの言い回しや考え方が窺い知れる。実践と合わせて学べてよい。
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恐らく、英語を学びたいのなら、できるだけ初期に読んだ方が良い本。
勿論、いつ読んでもなるほどと思うのだが、英語はこれほどまでに表現方法が多様で、品格のある英語に至るにはなんて道のりが長いのだろうということは、早めに気付けた方が良いと思うためだ。
よく英語はストレートでシンプルな言語であるので、3語でもコミュニケーションはとれるという話は聞く。それは全くの誤り、グロービッシュのもつ危うさを指摘し、非常識な話し方をしていれば信頼をすぐに失うと、ピシャリと本書は断言する。
私はプログラマであるので普段、英語のドキュメントだったり参考書だったりを読むことは多い。それは漠然と消費する行為で、品格というものにまで考えが及んでいなかった。勿論、何か書くときは失礼にならないように大変に気をつけてはいるのだが、英語的感覚が乏しくどういう表現が好まれるのか難しさを感じていた。
本書を読むことで、こういう表現が一般的なのかだったり、これは好まれるのかということを知ることができた。知ることと使えることには雲泥の差があるわけだが、何も知らないことはスタート地点にも立てないということだ。
本書は、失礼な表現を述べた後で、どういう表現が好まれるのか、いくつかの例文(多くは一文を複数)を紹介している。
その例文はなぜ好まれるのかという詳しい説明は無いが、それはきっと英語的感覚として飲み込むべきなのだろう。
ページをめくるたびに、うーむなるほど難しい…と思うのだが、私にとっては自分の(残念な)現状を認識することができたので有意義だった。努力するためのモチベーションとなった。