屍人荘の殺人 屍人荘の殺人シリーズ [Kindle]

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  • 東京創元社
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感想・レビュー・書評

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  • 久々のミステリー。話題の本だったので楽しみにしていたが思った以上にグロかった。。
    ゾンビテロというかなり飛んだ設定だったが、それぞれの口調が軽快だったのでサクサク読めた。謎解きはなるほど!という感じで面白かった。
    伏線かと思いきや回収されないところが何個もあったのは続編がある?これも新しい手法?どっちか分からないけど、モヤモヤ考えが残ったのがマイナスでした。

  • 本格ミステリーと思う。トリックが好きな人はおススメ!
    久し振りににこんな感じの本は読んだ。綾辻さん以来かな。
    現在に合わした良き古典的な推理小説とも言え。なかなかおもしかった!
    あまり、書くとネタバレになるのでやめときます笑

  • 「屍人荘の殺人」(今村昌弘)を読んだ。
    『ミステリーとして、◯◯◯をここに持ってくるのはルール違反ではないのか?一般原則が通用しないのだから。』とか細かいことは置いといて、はっきり言って楽しく読みました。破綻もなく筋も通ってたと思うし。
    『明智恭介』の扱い方には意表を突かれたな。

  • 神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲と明智恭介、探偵少女剣崎比留子が、映画研究部の夏合宿に参加する。そこで起こったバイオテロにより大量発生した○○○、そして閉ざされたペンションで起こる殺人。

    前年の夏合宿で起こった部員の自殺、合宿の取りやめを促す脅迫状、通信が途絶えた山荘と部屋の見取り図、いかにも被害者になりそうな悪人キャラ、個性的な探偵や探偵少女という古典的なお膳立てが整い、ワクワクしてきたところで起こるのは○○○の登場。
    えっ?これって本格ミステリーのはずだけど?正直、ぽかんとしてしまいました。でもこの日本でクローズドサークルを作るためにはこれくらいの設定が必要なのかも、と思っていたら、その存在を殺人に利用するのだから、本当に驚きました。

    綺麗に謎は解けてスッキリします。そして最後に葉村がついた嘘がとてもいい謎解きのアクセントになっていました。間違いなく本格ミステリーですね。

    ただ、書いた時点ではそのつもりはなかったのかもしれませんが、これってシリーズものなんですよね。明智さんがキャラがたっていてよかったのに。早々に消えてしまったのは本当に残念…。

  • ゾンビというミステリーらしからぬ設定に惹かれて読みましたが、読みやすく一気に読み終えてしまいました。

  • 鮎川哲也賞受賞作。

    古き良き本格ミステリのスタイルを踏襲しながらも、クローズドサークルの作成方法が、とても斬新です。

    また、ただ単に目新しいというだけじゃなく、設定を十二分に活かしたトリックや、緊迫感の演出も見事でした。

    様々な要素を噛み合わせる巧さと、テンポ良く読ませる筆力は、とてもデビュー作とは思えません。

    評価が高いのも素直に頷けますし、次作への期待が更に高まります。

  • 設定の勝利。
    映像ばえしそうだし映画も楽しみ

  • 一気読みした。
    次作も期待したい。

  • 話題になっていたので読んでみたけど、ゾンビが出てくるとは。この手の小説は初めてかも。
    こんな状況でも登場人物がみんな冷静に感じてしまったのはなぜだろう。

  • 2018/09/27

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著者プロフィール

1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!』、〈週刊文春〉ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞[小説部門]を受賞、第15回本屋大賞第3位に選出。映画化、コミカライズもされた。シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』も各ミステリランキングベスト3に連続ランクイン。2021年、テレビドラマ『ネメシス』に脚本協力として参加。いま最も注目される期待の俊英。

「2021年 『兇人邸の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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