十二大戦 (ジャンプジェイブックスDIGITAL) [Kindle]

  • 集英社
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感想・レビュー・書評

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  • 干支にちなんだ12人の戦士のデスゲーム。
    アニメ他は未視聴。

    個人の感想だが、西尾先生の作風に一番合うシリーズではないかと思う。
    『とがりにとがったキャラ』と『先が読めない突飛な展開』という西尾先生の持ち味が、デスゲームという舞台で存分に生かされている。
    一冊で完結しているところもなお良し。

    小数点までつけられるなら★3.5。

  • 期間限定で動画が全て無料公開してると聞いて、西尾維新からしばらく離れてたけど、まあ間違いはないだろう、と視聴した後に補足も兼ねて、読んでみた。

    面白い〜!コミカライズも調子に乗って読むくらいには気に入った!

    たくさんツッコミどこはあるんだけど、もはやそんなのすっ飛ばしてただこの勢いとド派手な言葉遊びのオンパレードでよくない?って思った。いやあ、すこし西尾維新離れしてたけど、またまた読もうかな。

    血も出るし死体も出るし、潔くばんばか死ぬのでダメな人はダメかもだけど、わたしにはこの勢いが気持ちよくて。
    梅雨くるか?って気候にぴったりだと思った。

    本だと勝者の願いが伏せられてるので、さらに大斬りまで買って読みました。なるほどー。でもそれもまたさらなるツッコミもんだったんだけど…だってその願い、あの人と一緒じゃない?

    …まあいいか、ディズニーランドの時代考証をする人はいないと思うし、シンデレラの非科学に目くじら立てる理由もないんだし。スカッとしてよかったよかった!
    うん、もう梅雨と夏は、西尾維新で乗り切ろうっと。

  • ※激しい暴力及び流血描写の含まれる作品です。

    【導入】
    12人がバトルロイヤル。
    舞台は、その催しのためだけに無人化された都市。
    飲み下した12の宝石を集めろ。
    纏まった話をさくっと読みたい人にお薦めする作品です。

    【類別】
    小説。
    異能ファンタジー、アクション。

    【筋】
    ざっくり言えばなんでもあり。優勝者の異能がチート級なのでご承知おきください。
    兎のキャラが濃くて驚きました。虎が意外と一般市民的感覚を持っており驚きました。
    とりわけ目を引いた箇所は「知らなかった? ドラゴンくん。兎はね、月まで跳ねるんだよ」「当然ながら、兎は月まで跳ねない」「正義だと思ったものはただのスローガンだったし、害悪だと思ったものは思いの外世の中を支えていた」「身体によくないと言われることもあったが、頭によくないことを考え続けるよりはずっとよかった」

    【表現】
    平易。時折、言葉遊びを織りまぜる地の文。
    三人称多元視点。

    【備考】
    このレビューは、続編『十二大戦対十二大戦』に登場するアイアン・メイを鑑賞するための前準備として本作に触れた人の手で書かれました。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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