オブリヴィオン [Kindle]

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  • 光文社
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感想・レビュー・書評

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  • “ギフト”を持つがゆえに不幸になった男の破滅と再生の物語。やたらと「妻を殺した」という趣旨の文章が現れるが、実際は完全な事故死で殺意すらなかったはず。取り調べでも裁判でもなにも語らなかったために実刑を食らったのか……? あまりにも理不尽で悲惨な人生だ。最後は具体的に書かれていないが、おそらく沙羅と結婚(?)し、冬香を2人で育てていくというハッピーエンドなのではないかと思う。そのくらいの救いはあってもいいよね?

  • 初遠田潤子がこの本だったんだけどたしかに圧巻ではあった。

    兎にも角にも暗いお話なのにリーダビリティは半端ないあたりがもうね。

    いやまあ最後にいちおう救いはあるのだけどホントにささやかなのよねえ。

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著者プロフィール

遠田潤子
1966年大阪府生まれ。2009年「月桃夜」で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。16年『雪の鉄樹』が「本の雑誌が選ぶ2016年度文庫ベスト10」第1位、2017年『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位、『冬雷』が第1回未来屋小説大賞を受賞。著書に『銀花の蔵』『人でなしの櫻』など。

「2022年 『イオカステの揺籃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠田潤子の作品

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