「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 日本の食や生活や教育などで、常識・当たり前と思ってきた概念を良い意味で崩してくれる作品。

    日本の「当たり前」が、外国と比べて本当に「普通」なのかを考えさせられる。異なる価値観に触れられて、視野が広がる良本でした。

    家事に時間をとられてしんどいなと感じていたり、季節行事をおっくうに感じていたり、ミニマリスト的な思考を持ちたいと思っている人には刺さる内容かと思います。

  • ふむ

  • ノンフィクションを読むことが少ないので偏見があるかもしれないが、この手の本では、半分くらいまでは新鮮に読めるけれど、後半は前に書いたことの繰り返しとなるものが多いように思う。でも、この本は違う。統計や引用を紹介しながら論を展開している。かなりの資料を読み込んで構成したことがわかる。引用されている資料が多いから、ちょっととっつきにくい部分もあるが、論旨がずれることがないので読みにくくはない。もともと「家事をやらなさすぎる」私には内容について語る資格はないと思うが、共感できるところがたくさんあった。ちょっと残念なのは、時事ネタが結構折り込まれているところ。読みやすくなっている反面、数年後の読者にはわかってもらえないだろうなぁと思う。

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著者プロフィール

佐光 紀子:1961年東京都生まれ。国際基督教大学卒業。繊維メーカーや証券会社で翻訳や調査に従事後、フリーの翻訳者となる。ある本の翻訳をきっかけに、重曹や酢などの自然素材を使った家事に関する研究を始める。2002年に『キッチンの材料でおそうじする ナチュラルクリーニング』(ブロンズ新社)を出版後、掃除講座や執筆活動を展開。16年、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士前期課程修了(修士号取得)。著書に、『もう「女の家事」はやめなさい―「飯炊き女」返上が家族を救う』(さくら舎)、『家事のワンオペ脱出術』(エクスナレッジ)、『家事は8割捨てていい』(宝島社)、『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』(光文社新書)など多数。

「2021年 『なぜ妻は「手伝う」と怒るのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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