蟹に誘われて (楽園コミックス) [Kindle]

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  • 白泉社
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  •  ひたすら不思議な夢の中の世界を彷徨いながら彷徨う誘う蟹,喋る鰺,ココナッツを割るバイト,みんなが泣いて下っていくエスカレーター,パイナップルの産地,間違えて降りた駅,故郷へ帰るオオサンショウウオ,鴨のデコイ,鯉幟の街,沢庵のプラモデル,テトラポットの公園,ブロック塀の鳥の巣,茶柱が立った日,闇鍋,宿題を片付けて楽しい日曜日,イルカの計算機の世界。

  • panpanyaの初期の本。

    初期であるからか、物語になんとなく筋というか作為が見られ、それが『枕魚』でみたような不条理さを損なっているような作品が散見された。というのはひとつの発見。

    文芸においては筋やオチがあってはならない、というのはこういうことかもしれない。

    いずれにせよ、どの作品もpanpanyaの雰囲気はしっかりあって、デッサンの黒の色濃さやゆがみも素晴らしくて、また主人公もかわいくて、とても素晴らしい一冊だった。

  • ローポポー

  • どことなく不気味な話と絵柄なのに、オチがとぼけてるからホラーにもただの不気味なお話にもならない不思議な感触が気持ちいい。

  • 一体どうしたら、こんな、何だこれは

  • 路上観察的視点とマジックリアリズム、そして大人になると失ってしまう感性。

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著者プロフィール

漫画家。作品集『模型の町』『魚社会』(白泉社刊)ほか。ホームページ https://www.panpanya.com/

「2023年 『代わりに読む人1 創刊号 特集:矛盾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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