全6巻、読了。
山に囲まれ何もないと思われている辺境の地、ダィテス公爵領。実は、前世の記憶を持つ公爵令嬢によって、とんでもなく進化していた。
主人公の転生令嬢と廃嫡された第1王子が、国内外の問題を解決していくお話です。
6巻読んで。
BLのためなら!っていう主人公です。メイド達も腐りまくり。ヨダレ垂らしまくってます。
夫となった第1王子は唯一連れてきた側近とそういう関係なんですが、それも美味しく頂いてます。政略結婚の自分よりも先に結ばれていた絆だからそっちを大事にしてって感じです。
第1王子は主人公とも夫婦の営みをするし、側近とも寝ます。最後には、その関係は解消されます(されたように感じました)が、主人公だけを愛してほしいと思う方は注意してください。
転生関係なしにチートのような力のある世界です。
主人公も力持ちなんですが自覚なし。気になったのは、転生前から1度見たものは忘れなかったのかどうかです。転生後の力で、前世で見たものは正確に引っ張り出せるようになったのか。どっちでしょう?
強欲王の娘が、悪役令嬢っぽいのに空気を読めてて良い娘で良かった。なのに、国内に分かってない娘達が…。
NLカップルもBLカップルも満載の、テンションの高い物語でした。それぞれの幸せシーンを1コマだけじゃなくて、もっと見たかったです。
最終巻のあとがきにあったんですが、原作6巻あたりまでのお話でコミック版は完結。原作は8巻まで出てますが、原作者さん急逝のため未完だそうです。
(楽しかったです。ご冥福をお祈りします。)
*****
原作:ダィテス領攻防記/牧原のどか(レジーナブックス)
原作未読。