指の骨(新潮文庫) [Kindle]

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  • 一人の兵士の話。
    残酷。

  • 凄かったとしか言いようがない。 

  • 太平洋戦争中、南方戦線で負傷した一等兵の私は、激戦の島に建つ臨時第三野戦病院に収容された。最前線に開いた空白のような日々。私は、現地民から不足する食料の調達を試み、病死した戦友眞田の指の骨を形見に預かる。そのうち攻勢に転じた敵軍は軍事拠点を次々奪還し、私も病院からの退避を余儀なくされる。「野火」から六十余年、忘れられた戦場の狂気と哀しみを再び呼びさます衝撃作。

  • 太平洋戦争の南半球の島において主に病院を中心に描いている。

    死亡した日本兵の指を切り取って遺族への形見とするということが行われていたということを知った。主人公の心中の描写が上手く、悲惨な場面の表現もリアルに描いている。

    当時無数の普通の日本兵は、このような感じで亡くなったのだろう。

  • 半分いくまでに挫折。


    戦争のリアルな描写がすごい。

    ただ、今そういう重い本を読む気分じゃなく、進まなかった。

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著者プロフィール

「指の骨」で新潮新人賞を受賞しデビュー。若手作家の描いた現代の「野火」として注目を集める。同作にて芥川賞候補、三島賞候補。「日曜日の人々(サンデー・ピープル)」で野間文芸新人賞受賞、「送り火」で芥川賞受賞。

「2019年 『日曜日の人々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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