サンダカンまで わたしの生きた道 (朝日文庫) [Kindle]

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (349ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 山崎朋子の自伝的エッセイ。
    父親が潜水艦の艦長で戦争前に事故でなくなったり、母との確執があったり、広島市に居住していた当時のクラスメイトを原爆で亡くしたり、暴漢に襲われたり、内縁の妻になった相手が韓国人で、後に金正日の遠縁になる人だったりと、珍しい話も色々とあります。
    が、所々、自分は貧乏で、ということや迫害されたりする人々と近しい人間なのだ、という事を書かれていますが、実際著者はかなり恵まれた環境に居たのだろうと思うので、そこにズレを感じた。
    全体的に独特の文章(倒置法?の多用とか)が読みづらく、表現も大袈裟でちょっと鼻につくのだが、まあそれなりに楽しんで読めました。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

山崎 朋子(やまざき ともこ)
1932年1月7日 - 2018年10月31日
長崎県佐世保生まれの女性史研究家、ノンフィクション作家。広島県で育つが、1945年広島市への原子爆弾投下前に母親の郷里福井県に移り終戦。福井で小学校教員を勤め、1954年女優を目指し上京するが、結婚・離婚、そして怪我が元で断念。1959年、児童文化研究者・上笙一郎と結婚。
女性史の研究を始め、社会の底辺に生きる女性達の姿を記録し、日本での第一人者となる。夫との共著『日本の幼稚園』は1966年毎日出版文化賞受賞。九州地方の「からゆきさん」の聞き書き『サンダカン八番娼館』で1973年大宅壮一ノンフィクション賞受賞、熊井啓監督により映画化されベストセラーとなる。
2018年10月31日、糖尿病で逝去。

山崎朋子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×