- Amazon.co.jp ・電子書籍 (236ページ)
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英語が話せるようになるためにやるべきことは何か。
本書によると、以下の要点があげられている。
# 正確な発音を身につけること
正しく発音できない単語は、聞き取ることもできない。
正しい発音ができれば、ヒアリング力も向上する。
# 前から理解できるようになること
英文を頭の中で一度日本語に翻訳して、組み替えてから理解するのでは、会話のスピードについていけない。
英語を「英語のまま」理解する力が求められる。
# 単語はイメージで覚えること
日本語訳と1対1で丸暗記してしまうと、似た語彙が出た時に応用が効かなくなるため。
また、辞書を引く手間を惜しまないこと。
どれも大切なポイントだと思う。
また日本人が目指すべきは、まずは「伝わる英語」であるともしている。
ネイティブのように、ペラペラ話せるようになることを目指さなくてもよい。
正確な発音で、ゆっくり堂々と話せば、それで十分通じる。
なぜなら英語圏の大半は、非ネイティブだからである。
自分は以前から英語を勉強しているのだが、なかなか成果が上がらず悩んでいた。
そこで、ヒントになればと思い本書を手にとってみた。
おかけで発音の大切さや「前から力」の重要性など、軽視していた部分に気付くことが出来た。
今後の学習を続ける上での参考になった。
またそれ以外にも本書は、グローバルで通じる人材とは何か、という事についても触れている。
中でも目を引いたのは、自分なりの意見を持つことの大切さについて。
海外では、無味乾燥な発言しか出来ない人は「つまらない人」と見なされてしまう。
あらゆる場面で「私はこう思う」という発言が求められる。
そういった「意見力」を身につけるためには、常に「自分ならどうするか?」を考えるクセを身につけるのがよい、としている。
自分はこのような、自分なりの意見を言うのが苦手である。
喋り方云々の前に、自分の意見をそもそも持てないからだ。
なのでこの点も、大いに参考になった。