師匠、御乱心! (小学館文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 落語の分裂騒動についての暴露本。円丈、円楽の見方が変わった。、

  • 2022/10/25

  • ・落語協会分裂騒動について、あんまり知らなかったけど、メチャメチャ面白かった。文章も軽快で読みやすい。
    ・師匠・円生への愛憎入り交じる感じが最高。この騒動で唯一良かったこととして、「円生の芸が一段と輝きを増した」と回顧してるところが良い。
    ・一方で兄弟子・円楽(五代目)については、ひたすらボロカス。読み終わる頃には確実に嫌いになる。『赤めだか』を読んで談志が好きになるのとは対照的。
    ・とにかく、落語協会分裂騒動という事件に興味が湧く。六代目・円楽も「こっちから見るとまた別の事実があるかもしれない」と言ってるけど、いろんな角度からこの事件を知りたくなった。

  • 産經新聞2018325掲載
    読売新聞201848掲載 評者:東えりか(書評家)
    brutus202111掲載 評者:神田伯山
    毎日新聞2022924掲載 評者:神田伯山(講談師)

  • 実話に基づく小説。うまい。

  • なるほど、そうだったのか。野望陰謀策謀、世の中色々ありますね。
    三遊雪解け、進んでいるようですが、そのあたりの話が最後に加わって、より一層、深みが出た書籍化と思われまする。川柳師匠のも読まないとならんですかね。

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著者プロフィール

本名、大角弘(おおすみひろし)。愛知県名古屋市出身。1944年生まれ。出囃子は『官女』。
1964年、三遊亭円生(六代目)に入門し、「ぬう生」。1969年「ぬう生」のまま二ツ目昇進。1978年、六人抜きで真打昇進、「円丈」を襲名。既成の落語の概念を打ち破る新作落語を創造した改革者。2021年没。

「2022年 『円丈落語全集 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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