秀吉を襲った大地震 (平凡社新書504) [Kindle]

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  • 地震の鯰は琵琶湖の鯰。

  • 活断層研究者だった著者が、考古学の遺跡で地震痕跡を調べる分野を「地震考古学」と称し、新しい研究分野として切り開いた。遺跡の地震痕跡は長いサイクルで繰り返しており、文字記録に残る被害報告と照らし合わせることで詳細年代を特定できる。それが歴史史料と遺跡調査の両輪で歴史を読むの意味。「天正地震」「伏見地震」と二度も被害にあった為政者「秀吉」は「なまつ大事にて候」と地震、耐震工事についてのお手紙を残している。歴史好きには物足りない面もあるが、東海南海では地震が頻出しており、歴史への影響に思いをはせる(2010年)

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著者プロフィール

1947年、香川県生まれ。東北大学大学院博士課程修了、理学博士。地震考古学を提唱。通商産業省地質調査所と産業技術総合研究所で長く研究に携わる。主な著書に『地震考古学』『地震の日本史 増補版』、『秀吉を襲った大地震』『日本人はどんな大地震を経験してきたのか』、『歴史から探る21世紀の巨大地震』などがある。

「2019年 『地図で見る 日本の地震』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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