Kindle版読了。
幼馴染のヒーローに現在進行形で初恋を拗らせている真面目で地味系眼鏡女子の27歳ヒロインと、ヒロインの幼馴染兼有能なエリート同僚で長身イケメンの27歳ヒーローとのじれ恋すれ違いラブストーリーです。
マカロン文庫の短編作品です。
残念ながら、頁数は確認出来ず不明です。
表紙のヒロインは眼鏡を掛けていませんが、おしゃれモード時のヒロインかな?と思いました。
素直になれない幼馴染カップルです。
ヒロインは現在進行形で初恋を拗らせており、ヒーローに12年間片想いをしています。
ヒロインが真面目で地味系OLってだけでも好感度が高いのに、更に健気な良い子なので、「女の子に人気のヒーローに相手にされる訳がない、諦めよう」と自分に言い聞かせるヒロインを見る度に、読みながら何度も泣きそうになりました。
…しかし。
ヒロインが初めて素直になってヒーローに告白する流れになったのが衆人環視の飲み会の席って、どんな公開処刑だ…と思いました。
ヒーローの家で、ヒーローが一人掛けソファに座るのに対して、ヒロインが条件反射のように床に正座をする構図が楽しくて、作者さんのセンスが好きだな〜と思いました(笑)。
ただ、10年以上両片想いだったとヒーローも告白してくれますが、高校生だったヒーローが一時期遊んでいたというのが残念すぎて、出来ればヒーローの方が先にヒロインを好きになっていて初恋を拗らせていて欲しかったです。
初Hは朝チュン展開でした。
一時期とはいえ遊んでいたという事は、最初に未遂に終わった時とヒロインと初Hの時に慣れてる感じだったので、非常に残念ながらDTではなかったですよね。
自分が潔癖なのか、未遂時の前のヒロインとヒーローの会話で、「あの頃は若かったし。男と女は違うんだよ」と開き直るヒーローがどうもダメでした…。orz
「ずっとお前が一番かわいいと思ってた」と告げるヒーローは素敵でした。
出来れば、ヒーロー視点も読んでみたかったです。
ヒーローは将来有望なエリート社員ですが、ベリーズ文庫やマカロン文庫のヒーローの中では珍しく御曹司設定ではなく、庶民というのが良かったです。