- Amazon.co.jp ・電子書籍 (275ページ)
感想・レビュー・書評
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本屋大賞ノミネート作品だということで興味を持った。読み始める前に駄作だといったコメントも目にした。でも、心が軽くなるような話を読みたくて『ひと』を選んだ。
読み終えてみて、読んで良かったと思う。両親を相次いで亡くし、大学をやめ惣菜屋のアルバイトとして働くことになった主人公。普通なら辛い話になりそうだけど、主人公の人柄なのか、周りの人々の優しさなのか、普通の何気ない話が読み手の心を温めてくれる。元気になれた。 -
かなり高評価の本屋大賞2位の小説!
めちゃくちゃ期待を胸に読んだんだけど。。。
残念ながら私の琴線に全く触れない文章&ストーリー展開でした。
瑞々しいというよりは荒削りすぎると思ってしまうのは私くらいなのでしょうか。
私の年齢のせいなのかなぁ。
機会があれば数年後にまたこの著者を読んでみよう。 -
真面目に愚直に生きていたら、きっと誰かが手を差し伸べてくれる。
当たり前だけど忘れてしまうことを思い出してしまう人情味溢れる作品です。すごく好きだった。まちも読んでみよう。 -
1人の男の子の1年が淡々と過ぎて行くんだけど、人の温かさが溢れていて、主人公の人柄の良さが出ていて、心がほっこりしました。
人のダメな部分もちゃんと描かれているし、そこがまたリアルで、読みやすかったです。 -
文章が主人公の思考をぽつぽつと箇条書きで綴っているみたい。朴訥とした性格が滲んでいて、読んでいくと癖になる。
決していいひとばかりが出てくる訳ではないが、ひとの優しさに触れ、真摯に自分の道を歩み出そうとする聖輔の姿は応援したくなる。
読み終わると「いいお話だったな〜」と気分が上向いたので、他の作品にも手を伸ばそうと思った。
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主人公がいい奴だからなのかもしれないけれど人って捨てたもんじゃないよね、と思わせてくれる一冊。癖のない文章でさらりと読みやすい。
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私みたいなおばさんにではなく、たくさんの若い人に読んでほしい本。『この本があなたの味方になりますように』小野寺さんからメッセージ。泣けた。悲しいのではない、言い当てているのに感動した。さすが、作者。
聖輔くんがこれからも幸せになってほしいと心から思う。そして私は頼れられる大人でいたいと思う。清澄くんのお母さんのいよ子さんのような存在でありたい。