コンビニ外国人(新潮新書) [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
3.55
  • (1)
  • (5)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (166ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • コンビニで働く外国人が増えた経緯、日本、そして日本ブームが来ているというネパールやベトナムの現状を体系的に学べる本です。

    インバウンドといった観光にも絡めた話が面白かった。

    これから伸びてくるであろうアジア圏の人々の状況、想いも垣間見えます。

  • 日本で働く外国人の数が増えてきている現状を紹介した本。


    日本は移民を受け入れない方針だが、単純労働力として外国人を使い倒すための市場の仕組みが出来上がっているという話。


    外国で仲介業者が「日本で働くともうかるよ」と釣り、日本語学校に人を紹介し、釣られた人は日本語学校で勉強しながら安い賃金でバイトし、それを日本語学校や仲介業者に払うという構図になっている。


    今はもう日本より別の国向けの釣りがもうかるとされているよう。


    著者はこの現状を憂いつつも、今後日本に人がほとんどいなくなる将来、外国人と共存しながら生きていくのが現実なのではと考えている。



    日本でサラリーマンやってると「搾取されて死ぬだけの人生ってどうよ」と思うものだが、日本のほとんどの企業はブラック企業なので、日本以外の国で働くのがもっとも現実的だという理性的な結論しか見えてこない。

  • ◆マネーポストWEB(2018年6月25日 11:00)「コンビニ店員20人に1人が外国人、語学留学生にとってはステータス」
    https://www.moneypost.jp/291361

    ◆書評:城繁幸(Joe's Labo) http://jyoshige.com/archives/9187912.html

    ◆著者コラム「これからどうなる? ニッポンの外国人:世界第4位の外国人労働者受け入れ大国」(nippon.com 2018.07.31)

    ◆書評:森健(YOMIURI ONLINE 2018.8.13) https://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/20180806-OYT8T50071.html

  • コンビニに限らず企業は真面目なので、国内の人手が不足ならば外から補って、サービスの水準を保とうとする。僕らが移民に賛成の意見を保とうが反対の意見を保とうが、現実は対応していく。せめて、見て見ぬ振りだけはしないようにしたい。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1973(昭和48)年、沖縄県生まれ。茨城県育ち。横浜国立大学経済学部卒。ライター、編集者、構成作家。NHK国際放送の番組制作にも携わる。日本在住の外国人の問題から、がんの最新治療法まで取材範囲は広い。著書に、外国人留学生の実態に迫ったルポ『コンビニ外国人』(新潮新書)、共著に『本の時間を届けます』(洋泉社)などがある。多文化社会研究会所属。

「2019年 『となりの外国人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芹澤健介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×