皇帝陛下は花嫁狩り ～いきなり私が皇妃様!?～ (LUNA文庫) [Kindle]

著者 : 宇佐川ゆかり

• 天海社 (2018年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sakuraさんの感想 · 2018年7月1日]

Kindle Unlimited版読了。

「花嫁狩り」でヒーローにさらわれ50年ぶりに平民から皇妃となった18歳町医者の娘ヒロインと、過去にヒロインを見初め「花嫁狩り」の風習を利用して皇妃にした20歳皇帝ヒーローとのシンデレララブストーリーです。

Kindle版の頁数は不明でしたが、他サイトの情報によると130頁の短編作品です。
こちらのレーベルは短編でも挿絵があるので素晴らしいです！

皇帝が花嫁をさらって皇妃にするという「花嫁狩り」の風習が残る国で、初めて花祭りに参加したヒロインは、皇帝であるヒーローにさらわれ皇妃にされてしまいます。
実は、ヒーローがまだ王太子になる前の兵士だった頃に、ヒロイン父に治療で良く世話になっており、その時にヒロインを見初め「花嫁狩り」の風習を利用して皇妃にしたというものでした。

…ヒーローとの初H中に、ヒーローと過去に出会った事を思い出したり、ヒロインが町中で襲われそうになった時にヒーローが颯爽と助けに現れたりと、短編ならではのご都合主義展開には笑いました（笑）。

ヒロインが50年ぶりに平民から選ばれた皇妃となった事で一応は王宮内で事件が起こりますが、皇位継承争いとか派閥争いではなく、1人の女性の愛憎劇だった事に何の感想を抱けばよいのか分かりませんでした…。(^_^;)

短編ですが、Hシーンは2回ありました。

時々、文章が読みづらい箇所がありました。

[あかりあさんの感想 · 2018年6月10日]

シンデレラストーリーといってしまえば普通なのですが、
世界観というか、文化が分かるような演出があるせいか、
短い中でもちょっといつもと違う印象で楽しめました。
もうちょっとあれこれあってもいいかな…とは思うのですが、
これだけでもサクッと楽しめる素敵なロマンスになってると思います。

著者プロフィール

2012年デビュー。現代を舞台にした恋愛ストーリーやファンタジーまで幅広く執筆中。

「2015年 『脱走プリンセス』 で使われていた紹介文から引用しています。」