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感想・レビュー・書評
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題名の通りだが、マーケティングの話ではなく組織論のな話でした。
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森岡さんの本はもう良いかな。。と思いつつ読んだが、最高!マイナスポイントが多少あってもあまりあるプラス点で星5つ。森岡さんの本にありがちな最初から引かれてるアンダーライン。この本ではそれ以外にもいっぱい線を引きたいところだらけ。
以下、感動ポイント。
・マーケターが商品開発に関わる理由。釣りびとは釣りエサを作る
・狭義のマーケティングは会社をダメにする。マーケティングを販促活動ととらえて数人のマーケターを外部から入れるだけではダメ。マーケティングは策をたてるより実行がむずかしい。全社員にマーケティングマインドを持たせ、結果に責任を持つCMOが必要。
・社長もアルバイトも対等な労働者。USJ入社時、部下が上司にお歳暮を送っていてびっくり。平気でもらっている上司に驚き。虚礼廃止した。義理チョコも何も持って帰れないのが寂しくはあるが廃止した。
・仕事は皆が働ける昼間にするもの。部下だって家族や自分の時間があるので飲みにケーションはいらない。
「どんなに大勢の前のプレゼンも緊張しない」という森岡さんは人見知りらしい。人と食事をするのは乗り気でなかったが、アフター5は仕事関係に使いたくないので、ランチタイムを投資時間として周りの人を誘い、上司や部下の理解に努めたそう。
・USJのアルバイトは1万人。時給で働く彼らも自分とはプロとして対等と考え、さん付けで呼びあった。社内SNSユッピーを立ち上げ、日記のように発信しつつ、現場情報のダイレクトメッセージをたくさんもらい、ひとつ残らず返信した。
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木名誉顧問との対談もおもしろかった。POSデータを活用するコンビニだが、データに振り回されない。過去のデータと同じように明日も売れるわけではない。自分なりの仮説をたて、それを検証するためにデータを使う。 -
マーケターとして尊敬する森岡さんの、社内マーケティングの本。
組織で働き、まわりと協力し、自分の提案を通し、より良い仕事をしていくための施策が詰まっている。
まだまだ組織としてマーケティングの体制が未熟な会社で働いている身としては、非常に参考になる。
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顧客を社内組織に置き換えてはいるが、良い意味で一貫した森岡節でした。
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経営資源を消費者のプレファレンスに集中するその能力、消費者プレファレンスを読み解いて会社を勝つ確率が高い焦点に集中させるその働きを、私は「マーケティング」と呼んでいます。 -
森岡さんの本は2冊目。
もう1冊、着手中。
組織論や社内政治論がメインで、少し期待はずれだったかな。
でも、自分の考えていることと合っているな、と思うのと、相変わらず全てをロジカルに理解しようとする姿勢に脱帽。
一緒に働きたいかどうかは別として、真似できるところはしっかり真似したい。 -
ただの広告宣伝ではない、本当のマーケティングを実行できる組織。それをつくるべきというメッセージと、作り方が学べる。