[新版]競争戦略論Ⅰ [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ビジネスパーソンなら読んでおきたい一冊。監訳者の竹内先生が書かれている通り、本書はポーターの論文をまとめたベストヒット全集のようなものである。それぞれの章は独立しているため、好きな章から読むことができる。

    ただし、絶対に押さえたいのは第1章と第2章。ここに競争戦略論のすべてが詰まっていると言っても過言ではない。加えて第5章、第8章、第9章も面白い。一方で第3章と第4章は2020年代に読むと、目新しい発見はない。第6章と第7章は正直興味が持てず、流し読みをした。

    【メモ】
    ■5つの競争要因
    ①既存企業同士の競争
    ②買い手の交渉力
    ③サプライヤーの交渉力
    ④新規参入者の脅威
    ⑤代替品や代替サービスの脅威

    ■競争要因と誤解されやすい要素
    ①業界の成長率
    ②技術とイノベーション
    ③政府
    ④補完的な製品やサービス

    ■戦略と業務効果は違う
    └業務効果=競合他社よりも類似の活動を上手に行うこと

    ■戦略はトレードオフで持続する
    ・トレードオフが生まれる理由
    ①イメージや評判の一貫性
    ②活動の一貫性
    ③調整と統制の限界

    ■活動の適合性が競争優位と持続性を強化する
    ・適合性の三種類
    ①戦略と活動のシンプルな一貫性
    ②活動の相互補完性
    ③労力の最適化

    ■企業戦略の4つのコンセプト
    ①ポートフォリオマネジメント
    ②リストラクチャリング
    ③スキルの移転
    ④活動の共有

  • 参入障壁をどのように作るべきか?に悩んで読んだ一冊。5フォースを基本的なフレームワークとして使い、どのようにして競争に勝ち抜くのか?を述べている。

    昔読んだ時には、分かったような分からなかったようなだったけれど、自分が経営をする立場になって読むと景色がガラリと変わる。

    大企業をメインとして書かれている感じはするが、ベンチャーだとしても話は同じ。

    ここに書かれていることを落とし込んで実行できるかが鍵なのではないかと感じる。

    何度も読み直したいと思った一冊である。

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