夢渡りプルチネッラ　（１） (角川コミックス・エース) [Kindle]

著者 : 大岩ケンジ

• KADOKAWA (2018年7月26日発売)

感想・レビュー・書評

[コンビイフスキーさんの感想 · 2020年8月4日]

絵は細かくて丁寧だしキャラも頭身が低くて可愛い系の雰囲気だけど、中身は絵柄に似合わず荒れた世界。

絵での状況描写はすごいけど、心理描写が足りなかった。主人公の親がネグレクト気味だったり同級生が全員ケンカ腰だったりと、心に何かしら抱えているっぽいのに、真意を語らないまま何となく事件が終了するのでモヤッとする。絵で伝わるでしょって判断なのかな？
それと細かいけどキャラ名が”ヤエバ”なのに八重歯キャラじゃないのは何故。白猫にアオと名付けるような違和感。細かい違和感が重なって強引な展開に感じた。

著者プロフィール

漫画家。代表作『ＮＨＫへようこそ！』など多数。

「2016年 『アウトロー・ワンダーランド　1 』 で使われていた紹介文から引用しています。」