残業の9割はいらない~ヤフーが実践する幸せな働き方~ (光文社新書) [Kindle]

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  • ①努力の量でなく、成果=アウトプットが大事。
    今後は企業が勝つために成果主義がより強まっていくため、学び続ける姿勢が大事。
    ②パフォーマンスやアウトプットが求められる以上、アスリートのようなストイックさが大事。
    そのために夜更かしなどの不健康な習慣は避け、成果を出し続ける意識を持つ。

    ③プレイングマネージャーへの警鐘。
    自身がプレイヤーとして多忙なマネージャーは、部下への時間が取れない。
    部下の成長スピードにブレーキがかかる上、適切な評価もできない。

    ④キャリアについて
    →偶然も楽しめるマインドを持っておきたいと思った!

    クランボルツ教授は、社会的に成功した数百人のビジネスパーソンのキャリアを分析したところ、約八割の人は「自分の現在のキャリアは予期せぬ偶然によるものだ」と答えたことに注目し、キャリアを形成していくうえでは、偶発的な出来事を避けるのではなく、それを最大限に活用することや、そういう機会を自分でつくりだせるように積極的に行動することが大切だ

    ⑤フィードバックについて
    →やはり成長のために大事だし、伝え方も同様に大事。

    フィードバックにはコツもあって、それは「相手にとっての鏡」になることです。マネジャーは部下の鏡となり、「あなたはこう見えているよ」と教えてあげればいいのです。「見えている」という言い方が大事で、「なんでできないんだ」とか「あんなことをやってどうするんだ」などと叱責することがフィードバックではありません。

    継続的に成果を出す働き方をするためには、フィードバックを受ける勇気も必要でしょう。上司からはもちろん、同僚からもフィードバックをたくさん受けるようにし、そのことに感謝する勇気も持ちたいものです。組織は人と人とが関与し合うことで成り立っており、その一員として周囲と協力して働くためには、自分が組織内でどのように機能しているのかを知っておく

  • 【Show me the outcome! (成果を見せろ!)】

    ヤフーが実践する働き方改革がわかり、企業と働く社員の双方が幸せになる考え方を学べる。

    経営者として働く人にとっては、「今後会社としてどうあるべきか」が学べる。

    会社員として働く人にとっては、「働き方の自由度を高めるために自分ができること」とは何かが学べる。


    〜以下、私なりの要約〜

    ・成果主義に対応する
    ビジネス界は「Show me the outcome!」(成果を見せろ!)の世界に近づきつつある。企業も個人も、成果主義の変化に対応していかなければならない。

    ・ビジネスパーソンとして自律する
    ビジネスパーソンにとって「自律する」とは、「自分の価値観やキャリア哲学に基づいて、時間とお金を能動的にコントロールする」こと。比較優位な能力と個性を発揮して、チームの目標達成に貢献する。

    ・今、必要な知識やスキルを学び続ける
    将来訪れる所得格差社会における学びとは、「将来に備えて知識やスキルを身につける」学びではなく、「今、必要な知識やスキルを一気に身につける」学びである。

  • タイトルが若干刺激的ですが、中身は至って真っ当です。
    仕事のありよう、本当によく考えないといけないですね。

  • 自分と向き合うためには、過去の仕事やライフイベントにおいてどのような選択をし、そのことを今どう知覚しているかをきちんと振り返ることが大事

    統計検定1級、受けるのやめにしました。実務で目の前で求められる学習でお腹いっぱいだからです。なんでもできるスーパーマンではないので、取捨選択せねばなりません。

    色々な企業の話を伺う機会を得て、自分は何がしたいのか、改めて考えるようになりました。今のところ、しっくりくる解はありません。これまで通り、闇雲に走っている感じです。

    最近、3年後の組織を考える機会を頂きました。今まであやふやにしていた成果の定義を考えるいい機会と思って飛びついたものの、そもそも成果にリンクする目標がぼやけており、「そういえばどんな組織が理想なんだっけ?」で立ち止まってしまいました。

    残酷にも貴重な時は刻一刻とすぎていくので、走りながら、組織のそして自分の在り方を考えていきたいと思います。

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