動物たちの内なる生活 森林管理官が聴いた野生の声 (早川書房) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 前作があまりに興味深かったので、セールになるのを心待ちにしていました。
    やっと読めました~

    わたしたち人は、人の五感で感じているものを頭の中に投影してみているにすぎない。それは人の目であり、人の耳であり、である。
    犬の場合は、犬の目であり、犬の耳あり、、、、である。
    あたりまえですね。

    でも五感以外にもやっぱりあるだろうし、その5つだって、人間のものと動物たちのものは全然違うはず。

    201ページ
    正直に言おう、動物には第六感があると聞くと、それはどうかな、とずっと思っていた。たしかに個々の感覚が突出してすぐれている動物種は多い。でも、それは、事実上感知されえない自然災害の兆候を捉えるほど強力なものなのか?
    ・・・
    当地ドイツの森に棲む動物たちもまた、そのような危険に気づくことができる。
    ・・・
    だが動物では、それが生のすべてなのだ。彼らが自然の危険をずっと的確に予知できるのも、不思議ではないだろう。

    216ページ
    イヌの耳は私たちの15倍も敏感だ。とすれば、イヌは世界のイメージの認識をどれほど耳に頼っていることだろう?
    それぞれの動物種が、それぞれまったく違ったふうに世界を見ているし、感じている。数十万もの異なる世界がある。そのことを考えるたびにわくわくしてしまう。

    興味深い。

    ヒトは野生感をちょっと(いや、かなり)失いつつあるのかもしれません。

    あとがき。
    動物に感情があるのか、ないのかという議論と、それを利用(食する)生物としてのヒトについて。最後に救われました。
    森林のスペシャリストって、マイスターですね。。。
    かっこいい。

    +++

    娘が大学院に合格したよ~
    (10月から)博士課程だよ~
    と言ってきました。合格通知書にはDoctorとは書かれてない。ん?
    よくみるとMeisterschülerコース。おめでとう。これはマイスターなのかな?
    かっこいいのか?

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