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感想・レビュー・書評
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「手つかずの自然」と人が言うとき、基準となるのはどの時点の自然なのか、アメリカ大陸にヨーロッパから人が来る前か?いや、その頃にも原住民が自然を相手に、狩りをするなど、自然に働きかけて暮らしてきたのだから、それより前なのでは?とか。
外来種は一律悪者なのか。在来種がどんどん減少してしまった後に外来種の存在が、その在来種を頼りにしていた生物の助けとなることもある、とか。
「保護されるべき自然」とそうでない「自然」とを切り分けることは妥当なのか。などなど、これまで私は突き詰めて考えたことがなかったようなことが書かれていて、刺激的だった。
誰それのこんなプロジェクトがあって…という記述が続くと、ちょっと飽きてしまって、なかなか読み進められなかったけれど。
人が手を加えようが加えまいが、植物は芽吹き、根を張り、繁殖し、他を淘汰し、その末に減少して姿を消していく、というサイクルを繰り返すこともある。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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