原作版 左ききのエレン(10): 左ききのエレン・後 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 才能がない人がどう生きていくが描かれていて面白い。
    考えさせる。

  • 光一が間が悪いのは本当にそうなのだが
    知らねぇよの一言に尽きる。
    アートを撮りたい、代理店はいいとこ取りで邪魔だ
    と思うなら、挟まずに一対一で写真集でも撮影すれば良かったのだ。
    アートを自分で生み出せる天才では無い、
    常識人でアートが好きな光一だからこそ
    撮影を止めたし、邪魔して悪かったという言葉も出てくる。
    対して佐久間はあまりにも身勝手だ。
    少年漫画のヒーローなら、我儘や暴力を振り翳さないだろうに。

    ヒカルさんのプロさが、自分の仕事をきちんと分かっていて恰好良い。
    情もあって共感出来る。

    エレンとの再会シーンは圧倒される。
    簡単にできるって言うなよ
    でも、簡単にできないって言うな
    いつか思い出して誇れることを信じろ。
    琴線に触れるのは、上手い下手ではない。
    光一の下手くそな絵に照らされたというエレン。
    いつかきっと届く。

    ナタリーを利用してパパラッチを退ける手腕
    ドンペリを全てのテーブルに、と言うアンナも恰好良い。

    諦めたらそこで試合終了が単に滑ったかと思いきや
    ここで「この案件はオレ達の山王戦」という言葉が
    流川から出てくるのも熱い。

    スタジオマンが朝倉さんの仕事ならと言ってくれるのも泣けた。
    佐久間が馬鹿にした代理店の人間の仕事ぶりがこれだ。

    天才になれなかった全ての人へ。
    多分少なくとも何かを作ろうとあがいたことがある人には
    等しく刺さる言葉だと思う。

  • リーマンの話なんてありきたり過ぎていまさらレベル
    天才の話も特に感心するようなことなくて結局終わってしまった

  • リメイクを先に読み切って、それが割と最近だったこともあって初めて読んだ良きほどの熱量を持って読む感じではなかった。割とサラーっと読んでしまった。
    でもやっと自分の中でどういう物語か言葉にできるような気がするし、自分は初見だけだとうまく言葉にするのが全然上手じゃなくて何回か摂取する必要があるんだろうな。

    昔の光一はきっと多くの人がかつて持っていたかもしれないもので、最後の結末がダイレクトに刺さるのはそんな昔の熱が挫折なり現実なりで燃え尽きてしまったような人なんだろう。そんな人に作品は「描けよ!」とメッセージを投げ掛ける。自分は昔の光一の感じが少しなくなったかもしれないけれど、まだ絶望するフェーズにも至れてないからきっと刺さりきらないのだ。
    いつかこれぶっ刺さる時がくることが幸せかどうかは分からないけど一度の人生味わい尽くしたい

  • カメラマン暴走するも光一の泣きの再撮影

  • 1-10で1シリーズ。働き方についてや自分の能力と仕事との関係など考えさせられるメッセージがあったりして好き。

  • 天才クリエーター「左ききのエレン」と美大卒で広告代理店に就職した「光一」を軸とした物語です。
    原作者かっぴーさんは元広告代理店のアートディレクターであり、「光一」の描写がリアルで、サラリーマン社会あるあるも散りばめられいるので、つい感情移入してしまいます。
    私はこの10巻61話「描けよ」が好きです。
    天才エレンが光一に投げかける言葉には、泣きました。
    「まだ少し、ほんの少しでも何かできる事があんなら、やれよ。全部出し尽くして諦めろ。
     信じるっていうのは、いつか夢が叶う事をじゃない、いつか脚光を浴びる事をじゃない
     いつか思い出して誇れる事を信じろ。たとえお前が何かになれなくても、何でも無いお前を誇れよ。」

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著者プロフィール

1985年神奈川生まれ。株式会社なつやすみ代表。武蔵野美術大学を卒業後、大手広告代理店のアートディレクターとして働くが、自分が天才ではないと気づき挫折。WEB制作会社のプランナーに転職後、趣味で描いた漫画『フェイスブックポリス』をnoteに掲載し大きな話題となる。2016年に漫画家として独立。リメイク版が『少年ジャンプ+』にて連載中の『左ききのエレン』や、アニメ化が決定している『SNSポリス』など、自身の実体験を生かしてシリアスからギャグまで、さまざまな語り口で共感を呼ぶ漫画を量産している。

「2018年 『バズマン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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