原作版 左ききのエレン(1): 横浜のバスキア [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 漫画版を先に読んだが評判を聞いてこちらも読んでみた。
    正直に言えば最初は絵柄が読みにくいし構成も微妙だけれど
    画力含めて原作版もどんどんうまくなっていくし
    ストーリーに引き込まれていく。

    「パパの手はそうじゃなかった」は聞いていて辛い。
    ドラマチックに生きられるほど主人公じゃない。
    しかし光一の言う、
    無理だって言われていちいち諦めていたら誰も何もできない
    何かにならなきゃ退屈で生きていけない
    もまた分かるのだ。

    エレンのライバルはどこに、で「横浜」で終わるところがぞくぞくする。

  • エレン「知ってるアーティスト10人言ってみろ 〜〜 万に一つなんだよ」
    光一「何かにならなきゃ 退屈で生きていけねえよ」

    残念なことに大学2年生で読んだ時にどのくらいこの光一の言葉が刺さったかもう思い出せなくなってしまった
    今はなんだかそんなに刺さらなくなった気もする。それは穿った見方で自分をみすぎてしまったからなのか。

    あの時のオレは確かに何者かになりたかった気がしているし、確実に今よりもそのためにやるステップを分かっていなかった。
    今はきっと「何者か」にあたるかもしれないものになるためのステップを、あの時よりも明確に知識として知ることができた。
    その知識があの感性を鈍らせた、いや、むしろ、知らないことこそがああいった大振りな気持ちを生むんじゃないだろうか。

    今はあの時よりも「何者かになりたい病」は治まったかもしれない、でもきっと「オレはオレのことに忙しい」のは今でも、もしかするとこれからも当面変わらない気がする。

  • 日経トレンドの記事の中に引用されていて、「ん?何?」とググったら結局読んでしまった…。
    https://cakes.mu/posts/12577

    だんだん絵がうまくなっていくのがわかるのも面白いところだろうな~。
    絵のうまさというのはほんと「量稽古」で何とかなる。ただその先は…、というところがマンガの題材ともかぶるし、この著者そのものともかぶりますね。
    どんな分野であってもクリエイターを目指すどんなヤツの心の中にもある「アレ」であり「ソレ」である。

    「天才」の生きづらさと「凡人」のすごさに理解が及んだときに、やっと何かが動き出す気がします。

  • よくおすすめされてるけど序盤掴みは普通

  • 話は面白い。絵は好みが分かれそう。僕はちょっと、、、。

  • Kindleで無料だったのでDLしておいて、それからずっと放置していたのですが、ちょっと暇つぶしに読んでみたらめちゃくちゃ面白かったので無料分全部一気に読みました。なんで読んでいなかったからというと、ドラマ版の第1話がくそつまらなかったので、、、JINSの新聞広告など話題になっていたのはなんとなく知っていました。

    それにしても面白い。初期のころの絵とか落書きみたいに下手で、不調な時の冨樫先生ばりに雑なのに面白いってすごいですね。
    何が面白いかって、熱い。熱さで引き込んできます。読んだ後はヤクザ映画でも観たかのように、肩で風を切って歩きたくなります。「仕事すっか」と思わせます。

    名言もたくさん。かっぴーさんは広告代理店にいたこともあり、そのへんの事情も盛り込んであり、私もクライアント側ですがTVCMなどのマス広告に携わっているし、美大の予備校にも通ったこともあるので、余計リアル(なんだろうなぁ)で面白い。架空の企業とリアルな企業やアーティスト、クリエイティブが混在しているのもリアル味があって楽しめました。

    印象に残ったのは「才能」の定義。「集中力の質」といいます。なるほど。
    「意識せずについついやってしまうこと」という認識でしたが、つまりそれは集中していることでもあるなぁと。ルーティンのことも丁寧に描いてあって、漫画というよりビジネス・自己啓発本としても読んでみてほしいです。

  • 1-10で1シリーズ。働き方についてや自分の能力と仕事との関係など考えさせられるメッセージがあったりして好き。

  • 大手広告代理店に務めるデザイナー光一。高校の同級生エレンニューヨークでくそ有名な何かになってる

  • この漫画の影響でシビアに考えるようになった.
    ある意味,現実を知った.

  • unlimitedで読み始めた。
    下手クソな絵で放り投げた。
    新型コロナ自粛で再び読み始めた。
    「なんだこれは!」、こんどは引き込まれる。
    絵の雑さがだんだん気にならなくなる、そんな魅力がこのマンガにはある。

    「天才になれなかった凡人に」
    ほとんどの人はそうだろう。
    高校生の時は無敵感半端なかったのに、いつの間にかサラリーマンになって下らない上司に怒鳴られてる。
    そんなとき、ふと学生時代を思い出し、天才肌で人格は滅茶苦茶だったあいつはどうしているだろう、と心によぎる。
    そんなマンガだ。

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著者プロフィール

1985年神奈川生まれ。株式会社なつやすみ代表。武蔵野美術大学を卒業後、大手広告代理店のアートディレクターとして働くが、自分が天才ではないと気づき挫折。WEB制作会社のプランナーに転職後、趣味で描いた漫画『フェイスブックポリス』をnoteに掲載し大きな話題となる。2016年に漫画家として独立。リメイク版が『少年ジャンプ+』にて連載中の『左ききのエレン』や、アニメ化が決定している『SNSポリス』など、自身の実体験を生かしてシリアスからギャグまで、さまざまな語り口で共感を呼ぶ漫画を量産している。

「2018年 『バズマン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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