昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記― [Kindle]

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  • 昆虫学者の昆虫、動物と学者本人の話。身近な昆虫はたまにしか出てこないが、昆虫を見るめがちょっと変わると思う。今日もイトトンボを見て、コイツ冬越ししたのかあと、思った。昆虫の生態を面白く、また、なぜそうなったかと説明してくれるので興味深い。また、現代社会が昆虫たちに与える影響についても言及していて、自然を守ることの大切さも。昆虫が活発に動き出す5月に読むにはいい本だった。学者さんの本は面白いものが多い。それは、ひとつのことを追求する志と、そこにあ立ちはだかる苦労があり、その苦労をおもしろおかしく語れるまでになっていることや、研究をわかりやすく一般市民にまで広げる使命があるからだと思う。

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著者プロフィール

九州大学 熱帯農学研究センター 博士研究員。
信州大学 大学院 総合工学系研究科 山岳地域環境科学専攻 博士課程修了。 博士(理学)。
著書に『裏山の奇人――野にたゆたう博物学』『アリの巣の生きもの図鑑』(共著)(ともに東海大学出版部)など。

「2016年 『虫のすみか―生きざまは巣にあらわれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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