科学探偵 謎野真実シリーズ(1) 科学探偵VS.学校の七不思議 [Kindle]
- 朝日新聞出版 (2017年12月7日発売)
本棚登録 : 19人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (288ページ)
感想・レビュー・書評
-
花森小学校の転校生・謎野真実は、IQ200の天才少年。「科学で解けないナゾはない」を信条に、ワトソン役の健太と共に学校の七不思議に挑む。
この本の謎を解くのにIQは200も必要ないのでご安心を。
“探偵”となってはいるものの、推理力より科学的な知識が要求される。そして、その知識があれば、出てくる謎は考えるまでもなくわかるものが多い。理科の好きな子、得意な子には物足りない可能性がある。
読み物としては、まだ1巻目ということもあってか、ちょっと文章量のあるクイズ本といった感じ。キャラクターの掘り下げは2巻以降でというところか。
謳っている通り、挿絵の中にもちゃんと手掛かりが隠されている。ただ、遠近感やサイズ感がいまいちなところがあり、質感にももう一工夫ほしい感じ。
逆に、挿絵は上手く見せているのに、謎の設定に疑問を感じるものもあった。
まあ、その辺に疑問を持って、再度読み返したり検証したりする習慣を身に付けることができる、かも?
最後の最後で謎野真実の裏事情が明かされ、2巻以降どうなるのか気になるところだが、10巻以上続いているのを後追いで買うのは厳しい……。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示